インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

クリシュナ祭り!

2016-03-21 | 公演案内 performance
インド、独り舞ふ Vol.3の準備をはじめて3ヶ月近くが経ちます。
1歳児がとなりでわちゃわちゃしているのふぇ、なかなか思う様に仕事が捗らず
もうちょっと頑張りたいのになと思いつつ、仲間たちが手を貸して下さり、
声をかけて下さり、どうにか前進しています。

そんな私ですが、稽古場にも入り、作品のブラッシュアップ中。
これも時短で^^;なかなか遠回りしてゆっくり稽古が出来ないんですけれど、
それでも「今の自分」の作品が出来上がりつつあります。
子育てしていると気持ちは穏やか。小さな気づきがあったりして面白い。

それでもいちばん心配なのはやはり体力の事。
30分のプログラムを踊りきるってなかなか大変で。初日、一緒に踊らせて頂く
渡辺桂子さんはインドのお寺で1時間半のプログラムを踊っていらしたと聞きますが
いったいどうやってパワーと集中力とが持続するのでしょう?観る方も大変です!

インド、独り舞ふ Vol.3 初日はそんな百戦錬磨を超えていらした先輩方と一緒です。
内容の擦り合わせをしてみましたら、なんとみんなが「クリシュナ」神様をテーマに
しておりました。それで、クリシュナ祭り!

クリシュナ神はインドでもみんなが大好きな男の神様。見目麗しく、力強く、
みんなから愛され、憬れの存在。。。彼にまつわるストーリーは沢山あるのですが。
ホーリーもそのひとつ、春分の今週、インドでもホーリー祭が近く、色の粉を投げ合います。

四日間のプロフラムの幕開けを力強くもスピリチュアルなムードで飾って下さるのは
スナンダ・ミオさん。長野の安曇野にお住まいで(うらやましい!)この日の為に上京して下さいます。
Odissiで「クリシュナがラーダの足元に許しを請うロマンチックなアイテム」を踊って下さるそうです。
ラーダはクリシュナの恋人。神様が恋愛感情を持っている感じって、すごくインドですよね。
ミオさんとは師走の成田空港でバッタリ遭遇!一緒にエアインディアに乗り合わせたのでした。
チェンナイの洪水で南インド入りは遠慮され、オリッサに向かわれる道中、一緒にデリーまで飛んだのでした。
ラフール・アチャリアに師事されているそうで、今シーズンも一緒に舞台に上がられたり、美しいフォトセッション
をされたり。先生がメイクとかして下さるんですね。色々そんなお話も伺いたいなと思いました。

二番目に踊って下さるのは独舞の元気印^^サマエ・パンタちゃん。
野火杏子先生の元、しっかりとしたバラタナティヤムを踊られます。私も子供の頃から踊っているのですが、
全然彼女みたいにしっかりしていなかったし、子供の頃って毎日沢山の出来事があるから、インド舞踊に集中して
習い続けるということが素晴らしいなと。お母さんも偉いなと思ってみています。毎年メキメキ成長されるので
その成長っぷりを見せて頂くのが何よりの楽しみ。(完全に近所のおばちゃん目線です^^;)
Devaranaama でカーリヤのくだりを踊って下さるそうです。

カーリヤって。。。誰?
ググりますと(笑)カーリヤ(Kāliya)は、インド神話の英雄クリシュナに退治された、猛毒を持つナーガ族の王である。
『 マハーバーラタ』1巻によると聖仙カシュヤパとカドゥルーの間に最初に生まれた1000匹のナーガラージャの1人。
とあります。
あー!ヘビ。ヤマタノオロチ的なあれです!詳しくはwikiをご覧下さい^^誰が書くのか、大変分かりやすいです。


さて、3番目は私、前田あつこです。カタックを踊ります。
最近になってやっと再チャレンジをしている2012年のインドで踊ったソロライヴ作品をレタッチしています。
クリシュナ神を想う聖女ミラのストーリー。バジャンというのは神様への賛美歌のようなもの。ミーラ・バジャンはそのひとつで、
16世紀に実在したミーラという女性が唄う詩で、クリシュナを信仰するあまり地位も名誉も捨ててバジャンを作り続けたという聖女。
クリシュナとは歳もかけ離れており、恋愛とは違い、ピュアな”スピリチュアル・ラヴ”と習いました。純愛をうたっているそうです。


最後にクチプディの渡辺桂子さん。もう最近のご活躍が眩しくって✨キラキラ...
今シーズンのインドでも大大大活躍されていました。私だってミオさんだってインドの舞台踏んで来ているんですけれど、
なんだかそれとはまた一つも二つもスケールの違う努力をされて、先に書いた90分にも及ぶフルコンサートを踊られた事や
(私だったらそれだけでもう数ヶ月動けなくなってしまう位消耗してしまうと思うのですが...)更に、日本人の舞踊家
ばかり5名で素晴らしい舞踊祭を成功させられたのでした!全ての取り仕切りからご出演までを切り盛りされる努力...半端ないです。
彼女もまたカーリヤの出て来る作品を踊って下さるとの事で、サマエちゃんとの表現の違いを楽しみ観る事ができます。
きっと東京でも強いエネルギーでみんなを魅了して下さる事でしょうね!

まずは初日のレポート。
お席、まだ余裕がございますので、お誘い合わせの上是非お越し下さいませ。
http://www.atsukathak.com





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