インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

インドに学べ。(その3 お祈り編)

2011-03-20 | 一言coment
皆様の身近に「祈り」はありますか?
ちょうどお彼岸の入りで、お墓参りにゆき手を合わせた方も多いかもしれませんね。

私たちはインド舞踊を踊る時、必ずナマステ!と小さな祈りを致します。

どんなに小さな、ささやかな祈りでも
きっとその瞬間はシャンティ(平和)で美しい時間のはず。

忘れてしまった人も、
どうぞもういちどあなたの中に祈りの時間を思い出してみませんか?

***

インドでは祈りがいつもすぐ身近にあります。

道を歩くと小さな寺が(山ほど!)あり、ちょこっと拝んで行く事ができます。

リクシャに乗れば運転手の前に小さな神様置物が飾ってあるし、
定食屋のレジの上には神様ポスターがでん!と見下ろしています。

日本では「祈り」が疎遠になってしまったひとも多いかもしれませんが,
なかなかいいものです。

私はキリスト教系のミッションスクール出身だったり,
正月には神社,法事にはお寺に行く、
ついでにインドへ行けばヒンズーの寺院にもムスリムのモスクにも顔を出す
いわゆる”無宗教”の身でございまして、「祈り」を説く様な立場にはおりませんが,

でもやっぱりなかなかいいものですから。

舞踊においては16コ間の振付けでナマスカールをします。
kadamb流では立ち位置から頭を床に着けるところまで大きく動きます。
空間を充分に感じながら,舞う事への感謝の気持ちを込めて
毎回の稽古の前後にナマスカールをします。

すっきりと気持ちが切り替わると言いましょうか
心地よいものです。

私はヒンズー教は詳しく知りませんが,今回の地震を受けて,
感覚的なところでヒンズーっぽく考えると
シヴァ神が怒っている!」みたいに捉えました。
物語にはドゥルガー神とかカーリー神とか怒ると怖い女神様もいっぱい居るけど,
なんかこのスケールから言ってそういう次元じゃなくてね。
破壊の神シヴァが、ライオンが吠えるみたいに怒った、
というようなインスピレーションを受けました。

悪い事象を壊して,
新しい世界へ行く。
そんなリセットというか,気付きというか。
そんな時間だったように思います。


***

カタックを踊っていたカオリちゃんよりお誘いを頂いたので
一度行ってみようと思っています。
プージャって、インドのお祈りの事。
マニアックだと思う人も多いかもしれませんけれどもね。
曜日によってお祈りする神様が違って,おうちによってその日が違うんです。
例えばブラフマー神様をお祈りしているミーナさんは木曜日,
ハヌマーン神様をお祈りしているスジョイさんは土曜日というように。


【毎週火曜日】キールタン練習会&プージャ(お祈り)


ヴェーダでは火曜日はガネーシャの日です。
スタジオの守護神、ガネーシャに祈りを捧げるプージャが毎週火曜日行われます。
どなたでも参加OK。お気軽にご参加ください。

【プージャ】
日時:毎週火曜日 17:00~18:00
参加費:無料
プログラム:マントラによるお祈り、バジャン(キールタン)、
プラサード(お供え物をいただく)、終了後はみんなでチャイを飲みながら楽しくお話ししましょう♪


【キールタン練習会】
プージャの始まる前、にバジャン(キールタン)練習会を行います。
マントラの波動を正しく伝えるためのバジャン。どなたでも参加OKです。

日時:毎週火曜日 15:30~16:45
参加費:無料

キールタンはバクティヨガの代表的な練習法。心をオープンにして歌と一緒に愛を感じよう!

http://www.nirmalyoga.com/eventworkshop/

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