インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

和ろうそく

2011-03-29 | 一言coment
いよいよ放射能の問題が恐ろしい方向へ...日々,心配なニュースが飛び込んできます。
毎日毎日「放射能」と聞いていると、初めて耳にした日より当たり前の事のようになってきた自分がコワい。
でもそれは絶対におかしい事で...
ヨウ素って?セシウムって??プルトニウムって???
そんなことを考えながら生活を続けるって,本当に恐ろしいです。
早く原子力に変わる地熱エネルギーとか、持続可能な自然エネルギーに切り替わってゆく事を願います。
地球に生きる生物が皆幸せでありますように...

*   *   *

そんな中,狂言師の野村萬斎さんとバレエダンサーの首藤さんのトークを聞きにいきました。

劇場では、充分な安全についてのインフォメーションと
この時期に歌舞演劇...舞台活動をすることに大変配慮したお話を持って幕を開けました。

ひとが集まって、場を共有する事、生ものの舞台を通して
演者も観客も感じる。
時間を,時代を共感する。
...そんな事を大切にしたいんだというあたたかい配慮とピッと一筋通った考え方が
カッコ良かった。

同じ舞踊家として,この気遣いは本当に素晴らしいことだなと思いました。

おととい聴きに行ったインド音楽のコンサートでも同じ事を想った。
アーティストの心遣いが手に取るように感じられて,
音楽に浸る時間を凄く愉しんだ。


萬斎さんは和蝋燭を手に舞台に現れ,その幻想的な雰囲気の中、照明を落としてトークを始められました。

その雰囲気は薪能を思わせる様な,古い能楽堂を思う様な素敵なものでしたが、
計画停電やあれやこれや問題を抱えた今日の東京にぴったりの、素敵な演出でした。


私たちの舞台も今週末。
和蝋燭で踊るのは難しいと思うんだけど,
公演を打つ気持ちは同じです。


バレエと狂言のカラダ使いの話、凄く興味深かったな。


こういう日の舞踊のカタチに悩んでいたけれど,
いまは週末の舞台がとても楽しみです

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