種を植える訳でも無く空気中に漂っている胞子が勝手に着いて成長を始めるのだ。
学校に持っていった日に友達のモノとは違ったりした。黒カビ、白カビ、赤カビ、青カビ等と生えているモノが違う。
カビの付着は各自自分の家で行ったので自宅周辺で漂っている胞子の違いだな。
子供なので直ぐに飽きてしまうのが観察の難点だ。何日ぶりかに見たら白カビがパン表面一面に広がっていた。白いカビは綺麗だ。
次に見たら白カビに所々黒カビが生えてきた。まるでオセロゲームのように黒カビが進行してくる。今度は一面に黒カビ!
子供でも強い奴が勢力圏を伸ばしているのが分かる。もしかしたら同じ白カビや黒カビでも種類が違うのかも知れない。肉眼では判別不能だったが?
こうしてシャーレーの中の闘いは水分、栄養分が無くなるまで続いたようだ。飽きっぽい少年が次に見たときには乾燥したパンの残骸(原型不明の)だった。
新型コロナによる人類への進行も株を代えながら続いている。
残骸にならないように僕ら人類が勝ち残りたいね!