気ままに 自由に 生きる

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341) 本を読み終えました ~イエス・森 禮子著

2012年08月27日 | 今日の思い
こんなに真剣に本を読んだのは久しぶり。第82回芥川賞受賞作家・森禮子著=イエスを読みました。
小学生でも読みやすいように語句の説明やふりがな、年表、挿絵、写真などが多くて楽に読み進められました。文字が読みにくくなり、理解力・記憶力が衰えて本から遠ざかった高齢者にも読みやすい本です。
初めて知った事がいくつかありました。イエスが生まれたころユダヤ人には名字はなかったこと。キリストは名字ではなくイエスが死んでから救い主(クリーストス)と呼ばれるようになったこと。当時は13歳で成人したこと。成人後20年間は大工の仕事をしていたこと。33歳のころ40日間の断食を行った際に「三つの誘惑」を受けたがあくまを退散させたこと。イエスの有名なたとえ話「放蕩息子の帰宅」、伝道に歩いたのは2年間ほどであったこと。ユダヤ教に対して強い意志と大きな愛をもって新しい教えを広めたこと。
イエスは策略によって処刑されたこと、イエスの死後に使徒たちによりキリスト教として広められたたことなどが聖書に基づいてまとめられていました。
監修者に松本清張の名があったことにも興味を持ちました。わたしの読書レベルは小学生向きが十分合っているなあと感じた中身の重い一冊でした。






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