南相馬市ふるさと回帰支援センター

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南相馬市ふるさと見聞録    「お元気ですか?」

2011年11月10日 | 日誌
 11月9日(水)段々と朝晩の冷え込みが身に沁み込むような季節になりました。



もうすっかり秋です。もうそろそろ暖房を…を。いや!まだ早い!先日寝しなに読んだ本にかいて

あったじゃないか。

「宮殿の中が寒いのですが…」と訴えた者に対して「なら、もう一枚セーターを着なさい」という

エピソードを。

という事で今年は特に節電対策に着ぶくれと言われようがもう一枚もう一枚と「頑張る!」決意を

新たにしたのでした。

そんなところに「お元気でしたか?」と声を掛けながらおいでになられたのは震災以前に何度か

農地の事でご相談を受けていたAさん。

しばらく前は「生きてました?」がご挨拶がわりでしたが、ここのところは「お元気そうで…」

とか「お元気でしたか?」に変化し時の流れと心の平穏さを計ったりしていましたが、話が農業

の事になると笑顔も消え真険です。

Aさんはまだ30代の男性で、相馬と東京の二地域を行ったり来たりされながら農業に従事され、

ここ南相馬市にも畑を持つ事を希望されていました。

相馬と南相馬はお隣同志ですが、農地に関して言えば原発事故の影響は殆どないようでこちら

の地域の農家の皆さんの様子や現状を心配してきてくださったのでした。

そして農業の事やここ相双地域の事をそのひょろりとした風貌にあった静かな声で淡々とお話

になるのでした。そこから「まだあきらめません」そんな強い意志を感じるのです。

震災後、多くのご相談者の方から「大丈夫ですか?」と励ましのメールを頂きこうして互いの

無事を喜びマイナスからの再スタートながら未来の事を語りあえる時を過ごせる事は本当に幸

せだとつくづく感じた一日でした。

          

    
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