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幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

神宮ソフトで満福になろう

2023-03-10 | ソフトクリーム
純白。なんと福々しい見た目。
白いカップに、渋い店名のみ書かれ、素っ気ないのが合っている。
春の気配も漂う境内で、滴る雪解け水の音を聞きつつ、鑑賞したくなる。

もこもこ系は近年の流行りだが、ここまで美しいものは少ない。
作る人は修行されているのだろうか。北海道神宮にある神宮茶屋のソフトクリーム。
外のベンチは、まだ雪に半分以上埋もれているが、暖かい日(10℃ほど)だった。

生クリームのような、もったりした食感で、洋菓子店のソフトといったところ。
どこが作っているのか不明だが、きのとやを思い出す味わいで、腹に溜まる。
満たされていく。気持ちも、少し。

3月11日が近づくと、今でもあの日が、目の裏に蘇る。
生かされて、こうして美味しいものを食べられることを、喜ばなければ。
空のカップに、手を合わせる。少し、長く。

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