不撓不屈で舞う花弁

読めない・・・。
碑に書かれた文字、『不撓不屈』。
意味もわからない。悔しい。帰ってから調べた。

北区の新川中央公園には、開基百年記念碑が建っている。
新川は、開拓期に造成された川なので、碑も川をイメージした形。
平成元年（１９８９）に百年過ぎたことを記念して建てたらしい。過ぎた、って。

桜の花弁が、ぱらぱら降ってくる。たまに花ごと落ちてきて痛い。
日差しは暖かく、しかし強風に弄ばれる、春らしい一日。
もっと北に住み、会いに行けずにいる人にも、この花を見せてあげたい。

撓は、たわむ。不撓不屈は、ふとうふくつ、と読む。
どんな困難に遭っても、くじけず屈せず、信念を持って乗り越えること。
ここに立ち寄ったのは、先人の導きだったのかもしれない。