昨日(6/5)の報道番組で、コメンテーターが、日本の軍事費は世界9位、与党自民党が提案する防衛予算GDP2%に増額すると世界3位になるとの指摘。その時は恐怖心さえ憶えた。
俄に信じがたく、ネットで検索したら、世界各国の軍事費を集計しているスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の関連記事<https://www.dlri.co.jp/report/ld/186863.html>。その末尾のデータ(2021年)によれば、前述の指摘は正しかった。 仮に、GDP2%にまで増額するとロシア(5位)も抜いて、米中に次ぐ第3位になる。これには驚いた。
フローとストックの違いはあるが、専守防衛を旨とする我が国が、そんな軍事大国に向かう必要があるのだろうか。増額の財源の多くは赤字国債だろうから、将来の若者にツケを残すことにもなる。
ロシアのウクライナ侵略を目の当たりにして、国民も防衛感情を煽られるかもしれないが、客観的なデータに基づき、冷静に判断する必要があると感じる。