小生的には「全員公認」が面白いと思っていたが、石破氏のメンツと、党(比例区意識)の刷新感を出そうと、自民党は「非公認」を刻んできた。当初は、全員公認をスタート台に、サプライズを醸し出そうとしたのだろう。
非公認になった面々は、党員資格停止3名のほか、党内処分や政倫審欠席で世論で問題視された人達。「鋭いメス」どころか当然の帰結だ。また、旧安倍派の「五人衆」が落選すれば、裏金疑惑の真相解明は闇の中になって都合が良いのだろう。これでは真相を闇に葬る解散なのだろう。
さらに、都道府県連から推薦依頼がない候補(=落選予想)も「非公認」。早い話がリストラだ。
結局変われない自民党。こうなると、裏金議員の選挙区における、野党候補の一本化、そして国民の良識が問われる総選挙と言えるのかもしれない。