某国営放送が「君の声が聴きたい」を特集している。個々人に寄り添うことは悪いことではないが、取り上げている事例が世間一般との誤解を与えないか懸念している。
SNSで自分に嫌悪感を抱いて拒食症になった女性の事例を取り上げていた。しかし、SNSに映っている理想の女性は、稀な方なのではないか? 世間一般でない稀なケースに翻弄され拒食症になるなんて可哀想だ。
我輩が学生だった40年前。処女喪失の割合が都会より田舎が高いという記事を見た。識者の分析では、都会の女の子の多くは処女喪失していないのに、当時の少女雑誌に掲載された都会の女の子の処女喪失体験談を読んだ田舎の女の子が感化された結果と分析。我輩は納得した。要はレアケースが当時のマス雑誌に取り上げられた結果、世間一般と誤解された悪い事例だ。
某国営放送には、世間の流行なのか、個々人の事例なのか、それぞれ分けて放送していただきたいものだ。