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一口馬主生活の喜怒哀楽

マイディアサンのこと

2011-06-21 22:47:43 | 日記
今日、このブログの古い記事に一つのコメントが寄せられました。

その記事は、マイディアサンの応援に私が一人で府中に
駆け付けた時のことを書いた記事でしたが、
そこにコメントを下さった矢口海さんのお陰で、
マイディアサンの現状を少しだけ知ることができました。

引退して「乗馬」となった愛馬を追いかけることは、
往々にして悲しい結末となる為、自分の中では禁止行為です。
ですから、昨年末に引退し、「乗馬」となったマイディアサンが
どこでどう暮らしているのか、私は今日まで知りませんでした。

どこかで、幸せに暮らしていて欲しい。

そう願うのが精一杯だったのです。

矢口さんのコメントを見て、そしてブログの記事を読ませていただき、
引退後、マイディアサンが福島の相馬野馬追の騎馬になっていたと
初めて知りました。


そのマイディアサンが、浪江町で被災し、警戒区域に取り残され、
飼い葉もなく、あばら骨が浮き出るような姿で救出されたとは。


矢口海さんのブログはこちら


5月2日に取り残された馬達が警戒区域外に運び出されたことを
記した読売新聞の記事も見つけました。
この記事の写真の馬はマイディアサンではありませんが、
きっと彼もこのようなやせ細った状態で救出されたのでしょう。


その読売新聞の記事の中に ※詳細はこちら


警戒区域からの家畜持ち出しは原則禁じられているが、
1000年以上の歴史を持つ伝統行事に配慮し、
国が特別に移動を認めた。



とあります。

マイディアサンが今、無事に東京の厩舎にいられるのは、
奇跡のような出来事なのかもしれません。

相馬野馬追の騎馬にならずに、被災していたら…。

今は、体が弱ってしまったマイディアサンが少しでも元気になり、
相馬野馬追に出場できるまで回復してくれることを願うのみです。

もし、マイディアサンがお祭りに出られるようになったら、
是非、観戦に、応援に行ってみたいと思います。


関係者の皆様、マイディアサンのことをどうか宜しくお願いいたします。


聞けば「相馬野馬追」を行う福島県相馬地方には、
祭りに参加する馬、およそ370頭が飼われていて、
このうち200頭あまりが死んだり、行方不明になったりしたそうです。

半数以上の馬達が震災で死んでしまったと知って愕然としました。

この震災で亡くなった馬達の冥福を心から祈ります。


少し遠くなりかけた震災の痛み・衝撃が生々しく感じられた今日でした。
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2 コメント

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初めまして。 (無駄にでかい)
2011-06-22 00:19:12

いつも楽しくこっそりと拝読させていただいております。

私の地元の話でしたので、思わずコメントしております。

野馬追いの被災馬の多くはかなり不幸な事になり、
私の知人の馬もその1頭でした。
今年はどうやら神旗争奪戦等は行わないようです。
1頭でも多くの被災馬が助かってくれるといいのですが。。。

初コメが暗い話ですみませんでした。
返信する
コメント、ありがとうございます (まっく)
2011-06-22 19:42:50
無駄にでかいさん、こんばんは。
コメントいただき、ありがとうございます~。

私も夢追人さんやジャパニさんのところで
お名前は良く拝見しております。
今後とも、ヨロシクお願いいたします。

無駄にでかいさんは、福島のご出身なのですね。
今回の震災では本当にお辛い経験をされたことと思います。
心からお見舞い申し上げます。

私は昨日まで、相馬野間追という神事があることは知っていましたが、
自分に身近なこととは捉えていませんでした。
それが元愛馬、それも本当に思い入れの深いマイディアサンが、
引退後、そちらでお世話になっていたと知って本当に驚いています。
幸いなことにマイディアサンは最悪の事態とはならなかったようですが、
沢山の馬達が今回の震災で犠牲になったのだと、
改めて実感いたしました。
仰る通り、1頭でも多くの被災馬が助かって欲しいと思います。

こちらこそ、コメントしにくい記事にコメントいただき、
ありがとうございました。
今度は明るい話題でもご一緒したいですね。
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