ムーンライトシティ 引退（涙）

先週、函館のダート1000ｍ戦で惨敗を喫したムーンライトシティの
引退が発表されました。

夕方までに更新がなく、非常に嫌な予感がしていましたが、
残念ながらその予感が当たってしまいました。


ムーンライトシティ（サマーナイトシティの０７　父：サクラバクシンオー）




（写真は１月末の山元ＴＣ見学時のもの）


デビュー戦を繰り上がりではありましたが、２着と頑張ったこの仔が、
まだ未勝利戦も残っているこの時期に「引退」となるとは、
本当に予想だにしていませんでした。

ですので、こんかいの引退は本当にショックですし、
私自身まだ、受け止めきれておりません。　


クラブからのコメントは、

前走函館戦は2度目のダート戦でしたが、
前走着順で3着と5着の馬が各1頭いるだけという、
非常に相手関係に恵まれたレースとなりました。
しかし、ブリンカー着用で積極的に前めの競馬を心がける作戦でしたが、
先行集団に取り付くこともできずに中団のままで終わり、
勝ち馬から1.8秒差の8着入線に留まりました。
騎乗した勝浦騎手からは「なかなか前へ進んでいきませんでした」とのコメントがあり、
管理する斎藤誠調教師からも「気性の問題なのか、
今回は全く行く気を見せませんでした」との報告がありました。
レース後は脚元に大きな異状はなく、本日7月14日（水）に美浦TCに戻ってきましたが、
歩様が硬くて全身の筋肉疲労がうかがえることから、
放牧に出して立て直す必要があります。
本馬は昨年9月のデビュー戦こそ2着に頑張りましたが、
その後の5戦は芝とダート、ブリンカーの着用など、
さまざまな条件下で走ってきたものの苦戦が続いています。
この先立て直して3歳未勝利戦の番組終了となる9月第1週までに
ぎりぎり間に合ったとしても、次走で劇的な変わり身を期待するのは
酷というのが現状です。
これらの状況を総合的に判断すると、このままでは維持費出資金等の
会員様のご負担ばかりが大きくなってしまうことから、斎藤誠調教師とも協議の結果、
前走を最後に本馬を引退させることと決定いたしました。
会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、
なにとぞご了承賜りますようお願い申しあげます。
なお、今回の引退に関しての詳細につきましては、
後日書面にてご案内させていただきます。


思えばデビュー戦で骨折してしまったことが、
この仔の不運のはじまりでした。
順調さを欠き、復帰した後の４戦はとても「色々試して貰った」とは思えません。
厩舎でじっくり、弱点を克服するような工夫をして貰ったとも思えません。

もう１頭、３歳牝馬が所属していますが、その仔もデビュー戦が一番良いレース
（着順は悪かったのですがレース内容は距離短縮で変われると思わせるもの）でした。
その後は場当たり的なレース選択のために成績がどんどん落ち込んでいます。

同じくお仲間さんの３歳牝馬愛馬の状況も、デビュー戦がベストレースです。

牡馬ならば違うのかもしれませんが、この厩舎に入る牝馬には、
もう出資することはないでしょう。　


後は何とか繁殖牝馬になれると良いのですが、
昨今の馬産の状況からも難しいのでしょうね。　

ムーンライトシティ、今まで本当にお疲れ様。
そして、ありがとう。