今週末の日曜日、ネオリアリズムが種牡馬入りを賭けて、香港国際競走に挑みます。
JRAの公式ホームページで出走馬紹介をしている記事のネオリアリズムの紹介です。
(写真は中山記念優勝時。 キャロット公式より)
2003年の皐月賞と日本ダービー(以上、GI)を制して、
JRA賞最優秀3歳牡馬に選ばれたネオユニヴァースの産駒で、
半兄には安田記念(GI)に優勝したリアルインパクトがいます。
リアルインパクトは、オーストラリアでもジョージライダーS
(G1)を勝っており、もし今回ネオリアリズムが優勝すれば
日本調教馬としては史上初となる兄弟での海外G1制覇となります。
ネオリアリズムは、3歳(2014年)4月にデビュー3戦目の未勝利戦
(芝2000m)で初勝利を挙げると、続く500万下条件の夏木立賞
(芝2000m)も連勝。休養を挟んで迎えた翌2015年は500万下から
着実にステップアップし、上がり3ハロン推定33秒3の脚で突き抜けた
11月のウェルカムS(1600万下、芝1800m)を含む3勝をマークしました。
昨年は、重賞初挑戦となった1月の中山金杯(GIII)こそ7着に終わりましたが、
続く小倉大賞典(GIII)では外からまくって3着に好走。
函館記念(GIII)6着を挟んで迎えた札幌記念(GII、芝2000m)は逃げて、
前年のJRA賞年度代表馬で同じ堀宣行厩舎の所属馬モーリスに
2馬身差をつけて重賞初制覇を果たしました。
その後は、GI初挑戦となった11月のマイルチャンピオンシップで3着に入ると、
12月には香港マイル(G1)にも参戦しましたが9着に終わりました。
6歳を迎えた今年は始動戦となった2月の中山記念(GII、芝1800m)を
3/4馬身差で制して重賞2勝目を記録しています。
なお、このレースにはのちにドバイターフ(G1)を制すことになる
ヴィブロスも出走していました(0秒3差の5着)。
(記事はJRAより引用)
半兄、リアルインパクトも愛馬でしたので、弟が兄を追って海外GI制覇を成し遂げてくれたら、
こんなに嬉しいことはありません。
鞍上もジョアン・モレイラ騎手を手配して貰い、堀先生の渾身の仕上げで臨みます。
相手関係は厳しいでしょうが、頑張って欲しいです!
クラブの木曜日の更新はかなり長文です。
2017/4/27 香港・シャティン競馬場
26日は軽めの調整を行いました。27日はシャティン競馬場芝コースで追い切りました。
「先週の土曜日の夜に美浦を出発し、成田を経由して香港に到着しました。
気流の影響でフライト時間が予定より30分から40分ほど長くかかったものの、
積み込みから積み下ろし、そしてシャティンまでの移動もスムーズでした。
1ストールに対して1頭だったこともあってスペースが広く、そのことからか落ち着いて
輸送をこなしてくれましたし、一度海外遠征を経験していたことが活きましたね。
飛行時についてくれていた専門スタッフは昨年末も対応してくださったのですが、
その方から“前回とは違うね”という話ももらえたほどでした。それでも、美浦から香港までの
輸送でマイナス10キロの馬体重の変動があり504キロ。
到着して2日ほどはイライラした様子もあり、カイバ食いもおちて与えた量の半分ほどしか
食べない状況でした。その状況から調教メニューをコントロールして2日間は馬場入りを控えて
調整をしたところ、少しずつ回復して昨日の夜は与えたものを完食できていました。
そして、到着時の状態である511キロに戻っています。また、背腰の悪化もそこまでなく、
強い治療も必要ない状況です。それに伴い運動の内容を上げて、水曜日は馬場入りし
キャンター調整を行いました。その後、私も現地入りして今朝の状態を確認しました。
短期決戦ということを頭に入れたうえで、万全の状態とは言えませんけれどもいったん底辺にさがり、
そこから上向いてきているという状況を考え、これならば少し伸ばしてもいいのではないかと
思えたので今朝芝コースで追い切りを行っています。競馬で過度にイレ込まないように配慮して
直線の2ハロンを伸ばすことにしたんです。モレイラジョッキーに跨ってもらったのですが、
芝コースに入るとテンションがやや高くなり、またハミ受けなどに難しさを見せるところもありました。
気が入った状態で走ったこともあり考えていたよりも速い調教にはなったものの、8分くらいの感じで
伸ばしてもらっています。出国前の1週前追い切りをしっかりと行った後は体調面を優先した調整を
していましたので、今回の調教内容でバランスも丁度整ってくるでしょうし、悪くないと捉えていますよ。
また、今朝の香港は雨が降った影響で馬場が程よく柔らかくなっており、また23~24度の気温で
いつもの蒸し暑さが軽減された良い状況の中で行えましたから、調教によるダメージも少なく済むだろうと
見ています。もちろん、それなりの調教を行ったあとですので、この後の変化をしっかり確認していきます。
カイバ食いを含めて今のいいリズムを維持していけるよう、メンタル面にもしっかりと配慮して
本番当日へ向かいます」(堀師)30日のシャティン競馬(クイーンエリザベスⅡ世C・芝2000m)
にモレイラ騎手で出走いたします。
こんなに事細かく説明していただき、本当にありがたいことです。
先生も、ネオリアリズムにGIを取らせるべく、万全の体制をしいてくれています。
暮れの香港では、厩舎3頭出しで2頭が優勝。
香港で勝つノウハウは万全です。
一頭だけ勝てなかったのが、当のネオリアリズムだってところが、ちと不安でもありますが。(苦笑)
後は当日のネオリアリズムの頑張りに期待して応援するのみですね。
JRAの公式ホームページで出走馬紹介をしている記事のネオリアリズムの紹介です。
(写真は中山記念優勝時。 キャロット公式より)
2003年の皐月賞と日本ダービー(以上、GI)を制して、
JRA賞最優秀3歳牡馬に選ばれたネオユニヴァースの産駒で、
半兄には安田記念(GI)に優勝したリアルインパクトがいます。
リアルインパクトは、オーストラリアでもジョージライダーS
(G1)を勝っており、もし今回ネオリアリズムが優勝すれば
日本調教馬としては史上初となる兄弟での海外G1制覇となります。
ネオリアリズムは、3歳(2014年)4月にデビュー3戦目の未勝利戦
(芝2000m)で初勝利を挙げると、続く500万下条件の夏木立賞
(芝2000m)も連勝。休養を挟んで迎えた翌2015年は500万下から
着実にステップアップし、上がり3ハロン推定33秒3の脚で突き抜けた
11月のウェルカムS(1600万下、芝1800m)を含む3勝をマークしました。
昨年は、重賞初挑戦となった1月の中山金杯(GIII)こそ7着に終わりましたが、
続く小倉大賞典(GIII)では外からまくって3着に好走。
函館記念(GIII)6着を挟んで迎えた札幌記念(GII、芝2000m)は逃げて、
前年のJRA賞年度代表馬で同じ堀宣行厩舎の所属馬モーリスに
2馬身差をつけて重賞初制覇を果たしました。
その後は、GI初挑戦となった11月のマイルチャンピオンシップで3着に入ると、
12月には香港マイル(G1)にも参戦しましたが9着に終わりました。
6歳を迎えた今年は始動戦となった2月の中山記念(GII、芝1800m)を
3/4馬身差で制して重賞2勝目を記録しています。
なお、このレースにはのちにドバイターフ(G1)を制すことになる
ヴィブロスも出走していました(0秒3差の5着)。
(記事はJRAより引用)
半兄、リアルインパクトも愛馬でしたので、弟が兄を追って海外GI制覇を成し遂げてくれたら、
こんなに嬉しいことはありません。
鞍上もジョアン・モレイラ騎手を手配して貰い、堀先生の渾身の仕上げで臨みます。
相手関係は厳しいでしょうが、頑張って欲しいです!
クラブの木曜日の更新はかなり長文です。
2017/4/27 香港・シャティン競馬場
26日は軽めの調整を行いました。27日はシャティン競馬場芝コースで追い切りました。
「先週の土曜日の夜に美浦を出発し、成田を経由して香港に到着しました。
気流の影響でフライト時間が予定より30分から40分ほど長くかかったものの、
積み込みから積み下ろし、そしてシャティンまでの移動もスムーズでした。
1ストールに対して1頭だったこともあってスペースが広く、そのことからか落ち着いて
輸送をこなしてくれましたし、一度海外遠征を経験していたことが活きましたね。
飛行時についてくれていた専門スタッフは昨年末も対応してくださったのですが、
その方から“前回とは違うね”という話ももらえたほどでした。それでも、美浦から香港までの
輸送でマイナス10キロの馬体重の変動があり504キロ。
到着して2日ほどはイライラした様子もあり、カイバ食いもおちて与えた量の半分ほどしか
食べない状況でした。その状況から調教メニューをコントロールして2日間は馬場入りを控えて
調整をしたところ、少しずつ回復して昨日の夜は与えたものを完食できていました。
そして、到着時の状態である511キロに戻っています。また、背腰の悪化もそこまでなく、
強い治療も必要ない状況です。それに伴い運動の内容を上げて、水曜日は馬場入りし
キャンター調整を行いました。その後、私も現地入りして今朝の状態を確認しました。
短期決戦ということを頭に入れたうえで、万全の状態とは言えませんけれどもいったん底辺にさがり、
そこから上向いてきているという状況を考え、これならば少し伸ばしてもいいのではないかと
思えたので今朝芝コースで追い切りを行っています。競馬で過度にイレ込まないように配慮して
直線の2ハロンを伸ばすことにしたんです。モレイラジョッキーに跨ってもらったのですが、
芝コースに入るとテンションがやや高くなり、またハミ受けなどに難しさを見せるところもありました。
気が入った状態で走ったこともあり考えていたよりも速い調教にはなったものの、8分くらいの感じで
伸ばしてもらっています。出国前の1週前追い切りをしっかりと行った後は体調面を優先した調整を
していましたので、今回の調教内容でバランスも丁度整ってくるでしょうし、悪くないと捉えていますよ。
また、今朝の香港は雨が降った影響で馬場が程よく柔らかくなっており、また23~24度の気温で
いつもの蒸し暑さが軽減された良い状況の中で行えましたから、調教によるダメージも少なく済むだろうと
見ています。もちろん、それなりの調教を行ったあとですので、この後の変化をしっかり確認していきます。
カイバ食いを含めて今のいいリズムを維持していけるよう、メンタル面にもしっかりと配慮して
本番当日へ向かいます」(堀師)30日のシャティン競馬(クイーンエリザベスⅡ世C・芝2000m)
にモレイラ騎手で出走いたします。
こんなに事細かく説明していただき、本当にありがたいことです。
先生も、ネオリアリズムにGIを取らせるべく、万全の体制をしいてくれています。
暮れの香港では、厩舎3頭出しで2頭が優勝。
香港で勝つノウハウは万全です。
一頭だけ勝てなかったのが、当のネオリアリズムだってところが、ちと不安でもありますが。(苦笑)
後は当日のネオリアリズムの頑張りに期待して応援するのみですね。
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