昨日、東京目白にあるフォーシーズンズホテルにて開催されました
『東日本大震災復興支援募金ディナー ~ 先人後己の心をこめて ~』
に出席して来ました。
これは元ホテルヨーロッパ総料理長 上柿元勝シェフの提唱に、
志を同じくするフランス料理界の方々が賛同して開かれたものです。
上柿元シェフは「今の自分があるのは皆様のお陰」と、この1年は
「ご恩返しの為にボランティアで料理を作ります」との信念の元、
東北地方で炊き出しのボランティア活動をされています。
ここに、<開催趣意書>を抜粋して記載します。
この度の東日本大震災におきまして、被災された方及び関係者の皆様には
謹んでお見舞い申し上げます。皆様に一日も早く平穏な時が訪れることを
祈念いたします。
さて、復興に少しでもお役に立つように募金を集めるディナー等を工夫できないか
との多数の意見を基に、ボランティアとして参加下さる上柿元勝氏をはじめ、
数々の料理人が立ち上がり、『東日本大震災復興支援募金ディナー』を
開催させていただくこととなりました。
食材やお飲み物は被災地東北地方のものを中心に用い、
募金活動も合わせて行いたいと思います。
尚、皆様から会費といただくお一人様18,000円の内、5,000円を、
日本赤十字社を通じて被災地に寄付いたします。
藤田観光株式会社
このディナーの実現に向け、私のBossが発足当初から奔走していたこともあり、
ディナーの趣旨にも大いに賛同していることもあり、私も出席して参りました。
ゲストシェフの上柿元シェフは、バブルの時代なら、イベントでお一人様
55,000円のディナー会でも満席になるような、知る人ぞ知るフレンチ界の巨匠。
その方のディナーが18,000円の会費(全て込み)でいただけて、なお且つ、
その内の5,000円を被災地に募金できるなんて、なんて素敵な企画でしょう。
開催したフォーシーズンズホテルのスタッフさんも、応援に駆け付けた
他のホテルよりのスタッフもほとんどボランティアです。
それじゃなければこのお値段では開催できません。
前置きが異常に長くなってしまいましたが、素晴らしい内容だった
ディナー会を、順を追ってご紹介します。
会場は目白にある「椿山荘」5F 「オリオン」で行われました。
受付ロビーには東北の4県(福島・宮城・岩手・青森)の
特産品販売コーナーがあり、ディナーを終えたお客様が、
様々な特産品を購入されていました。
広い会場には4方向にステージがあり、約400名のお客様で満席。
ディナーの下に書かれている ~ 先人後己の心を込めて ~
この『先人後己』という言葉は、先ずは人の為に、自分は後回しに
という意味で、このディナー会のテーマにマッチしています。
会場から椿山荘の庭を見下ろせるお庭の素晴らしい眺め。
奥にあるのは改修工事が済んだばかりの「三重の塔」。
ディナー前のテーブルセッティング。
お皿もグラスも素敵です。
◆ウエルカムドリンク
『嘉』スパークリングシャルドネ(ワイナリー/山形県高畠)
フルーティーだけどスッキリした飲み口で、
ス~っと消えていくような切れの良いワイン。 美味しい。
◆カナッペ二種
サーモンのマリネとポークのムース
これらを楽しみながら、主催者の挨拶等が続きます。
お料理をしてくれるシェフが挨拶を兼ねて
それぞれが作る担当のお料理について説明(熱弁)。
説明が終わるとダッシュで厨房へ向かわれました。
(恐らく、キッチンは戦場のような状態でしょう)
ソムリエ達が、供されるワインの説明を。
期待が高まります。
◆前菜
青森産初雪茸と春野菜のマリネ
「ラ・ターブル・ド・コンマ」のオーナーシェフ、小峰シェフの担当。
一つ一つの野菜ごとに処理が違っていて、
それでいて全体の調和がとれている。
素材の旨みも生きていて美味しい。
◆スープ
こちらはコンソメを注ぐ前。
熱々のコンソメを注いで完成。
青森産鴨とグリエした長ネギのスープ、木の芽の香り
ホテル「ラ・スイート神戸ハーバーランド」総料理長、蒲田シェフの担当。
コンソメの香りが素晴らしく、具の鴨も柔らかくて美味しい~。
このスープ、好きです。
◆白ワイン
新鶴シャルドネ(メルシャン/福島県)
スッキリ辛口のワインでお料理に合う~。
◆魚料理
銚子産すずきと岩手産新玉葱いりタプナードのミルフィユ仕立て昆布風味
鱧と青森帆立貝のムース添、マデラ風味ソースと新緑のヴェニシェンヌ
こちらは椿山荘総料理長、村田シェフの担当。
鱧と帆立貝のムースがフワッと口に広がって、
それをマデラソースのアクセントが引き締めている。 美味~。
◆赤ワイン
ハヤチネゼーレメルロー樽熟成(エーデルワイン/岩手県)
ふくよかな深い味わいのワイン。
お肉の味を引き立てます。
◆肉料理
岩手産短角牛の赤ワイン煮、宮城産シイタケのグラタン、トリュフの香り
こちらがメインゲストシェフ、上柿元シェフの担当。
お肉はトロットロッに煮込んであって、口の中ですぐに無くなっちゃう。
シイタケのグラタンの、シイタケの味が濃くて旨い。
◆デザート
青森りんごのグラスキャラメルソースと福島ストロベリーのフユテ添
元銀座マキシムの総料理長、ダニエル・パケシェフの担当。
甘酸っぱいリンゴとカスタードは絶妙。
苺のアイスもお・い・し・い~。
◆プティフール
プティ・マカロンが美味しかった~。
シェフたちの熱意がこちらに伝わってくる素晴らしいお料理の数々でした。
利益を考えずに主催してくれた藤田観光さんの心意気にも感じるものがあり、
とても素晴らしいディナー会だったと思います。
19:00から2時間半、素晴らしいお料理とワイン、
そしてご一緒した方々との楽しいおしゃべりで夢のような時間は過ぎていきました。
この企画、第2弾があってもまた参加したいな~。
『東日本大震災復興支援募金ディナー ~ 先人後己の心をこめて ~』
に出席して来ました。
これは元ホテルヨーロッパ総料理長 上柿元勝シェフの提唱に、
志を同じくするフランス料理界の方々が賛同して開かれたものです。
上柿元シェフは「今の自分があるのは皆様のお陰」と、この1年は
「ご恩返しの為にボランティアで料理を作ります」との信念の元、
東北地方で炊き出しのボランティア活動をされています。
ここに、<開催趣意書>を抜粋して記載します。
この度の東日本大震災におきまして、被災された方及び関係者の皆様には
謹んでお見舞い申し上げます。皆様に一日も早く平穏な時が訪れることを
祈念いたします。
さて、復興に少しでもお役に立つように募金を集めるディナー等を工夫できないか
との多数の意見を基に、ボランティアとして参加下さる上柿元勝氏をはじめ、
数々の料理人が立ち上がり、『東日本大震災復興支援募金ディナー』を
開催させていただくこととなりました。
食材やお飲み物は被災地東北地方のものを中心に用い、
募金活動も合わせて行いたいと思います。
尚、皆様から会費といただくお一人様18,000円の内、5,000円を、
日本赤十字社を通じて被災地に寄付いたします。
藤田観光株式会社
このディナーの実現に向け、私のBossが発足当初から奔走していたこともあり、
ディナーの趣旨にも大いに賛同していることもあり、私も出席して参りました。
ゲストシェフの上柿元シェフは、バブルの時代なら、イベントでお一人様
55,000円のディナー会でも満席になるような、知る人ぞ知るフレンチ界の巨匠。
その方のディナーが18,000円の会費(全て込み)でいただけて、なお且つ、
その内の5,000円を被災地に募金できるなんて、なんて素敵な企画でしょう。
開催したフォーシーズンズホテルのスタッフさんも、応援に駆け付けた
他のホテルよりのスタッフもほとんどボランティアです。
それじゃなければこのお値段では開催できません。
前置きが異常に長くなってしまいましたが、素晴らしい内容だった
ディナー会を、順を追ってご紹介します。
会場は目白にある「椿山荘」5F 「オリオン」で行われました。
受付ロビーには東北の4県(福島・宮城・岩手・青森)の
特産品販売コーナーがあり、ディナーを終えたお客様が、
様々な特産品を購入されていました。
広い会場には4方向にステージがあり、約400名のお客様で満席。
ディナーの下に書かれている ~ 先人後己の心を込めて ~
この『先人後己』という言葉は、先ずは人の為に、自分は後回しに
という意味で、このディナー会のテーマにマッチしています。
会場から椿山荘の庭を見下ろせるお庭の素晴らしい眺め。
奥にあるのは改修工事が済んだばかりの「三重の塔」。
ディナー前のテーブルセッティング。
お皿もグラスも素敵です。
◆ウエルカムドリンク
『嘉』スパークリングシャルドネ(ワイナリー/山形県高畠)
フルーティーだけどスッキリした飲み口で、
ス~っと消えていくような切れの良いワイン。 美味しい。
◆カナッペ二種
サーモンのマリネとポークのムース
これらを楽しみながら、主催者の挨拶等が続きます。
お料理をしてくれるシェフが挨拶を兼ねて
それぞれが作る担当のお料理について説明(熱弁)。
説明が終わるとダッシュで厨房へ向かわれました。
(恐らく、キッチンは戦場のような状態でしょう)
ソムリエ達が、供されるワインの説明を。
期待が高まります。
◆前菜
青森産初雪茸と春野菜のマリネ
「ラ・ターブル・ド・コンマ」のオーナーシェフ、小峰シェフの担当。
一つ一つの野菜ごとに処理が違っていて、
それでいて全体の調和がとれている。
素材の旨みも生きていて美味しい。
◆スープ
こちらはコンソメを注ぐ前。
熱々のコンソメを注いで完成。
青森産鴨とグリエした長ネギのスープ、木の芽の香り
ホテル「ラ・スイート神戸ハーバーランド」総料理長、蒲田シェフの担当。
コンソメの香りが素晴らしく、具の鴨も柔らかくて美味しい~。
このスープ、好きです。
◆白ワイン
新鶴シャルドネ(メルシャン/福島県)
スッキリ辛口のワインでお料理に合う~。
◆魚料理
銚子産すずきと岩手産新玉葱いりタプナードのミルフィユ仕立て昆布風味
鱧と青森帆立貝のムース添、マデラ風味ソースと新緑のヴェニシェンヌ
こちらは椿山荘総料理長、村田シェフの担当。
鱧と帆立貝のムースがフワッと口に広がって、
それをマデラソースのアクセントが引き締めている。 美味~。
◆赤ワイン
ハヤチネゼーレメルロー樽熟成(エーデルワイン/岩手県)
ふくよかな深い味わいのワイン。
お肉の味を引き立てます。
◆肉料理
岩手産短角牛の赤ワイン煮、宮城産シイタケのグラタン、トリュフの香り
こちらがメインゲストシェフ、上柿元シェフの担当。
お肉はトロットロッに煮込んであって、口の中ですぐに無くなっちゃう。
シイタケのグラタンの、シイタケの味が濃くて旨い。
◆デザート
青森りんごのグラスキャラメルソースと福島ストロベリーのフユテ添
元銀座マキシムの総料理長、ダニエル・パケシェフの担当。
甘酸っぱいリンゴとカスタードは絶妙。
苺のアイスもお・い・し・い~。
◆プティフール
プティ・マカロンが美味しかった~。
シェフたちの熱意がこちらに伝わってくる素晴らしいお料理の数々でした。
利益を考えずに主催してくれた藤田観光さんの心意気にも感じるものがあり、
とても素晴らしいディナー会だったと思います。
19:00から2時間半、素晴らしいお料理とワイン、
そしてご一緒した方々との楽しいおしゃべりで夢のような時間は過ぎていきました。
この企画、第2弾があってもまた参加したいな~。
ブルジョワな方達は違いますねえ
確かに、出席者はセレブな方々が多かったですけど、
私は思いっきり庶民ですよ~
>でも本当に助けられたのは参加したお客様
本当にそうですね~。
こんなに美味しいお料理がリーズナブルにいただけて、
楽しい時間を過ごすことで、募金も出来て。
参加した私達が一番得をしちゃっています。
それでも、意義ある集まりだったと信じています。
おお、これは素敵なディナータイムでしたね。
趣旨にも賛同・・・ご馳走様
その昔ハウステンボス迎賓館で上柿元勝シェフ
のディナーを一度だけ体験したことがあります。
現役の頃ならのことでした
最近は記念日にランチくらい、
それでも美味しい物を口にすると
辛いこと苦しいことは少しの間忘れることが
出来ますし幸せ気分になれますものね。
このような夢のような時は沢山あるとよいですね
ヤコピーさん達もハウステンボスで上柿元シェフのディナーを
召し上がったことがあるんですね~。
私達夫婦も、以前、ホテルヨーロッパの迎賓館で
シェフのディナーをいただいて、すっかりファンになりました。
一昨日のディナー会はその上柿元シェフの強い情熱で開催されました。
素晴らしいお料理に感動しましたし、
東北を元気にしたいというシェフ達の気概にも感激しました。
夢のような時間を共有できて、募金も出来るなんて、
素敵な企画です。
ご賛同いただき、ありがとうございます~。