2011年3月11日午後2時46分
私は職場で仕事をしていた。
部屋には私しかいなく、そのうち終わるだろうと思っていた揺れが
徐々にひどくなってきた。
うそでしょーー!
廊下に飛び出し、大きな柱にへばりついた。
少し揺れが落ち着くと、職員が「大丈夫でしたか?」と
駆け回っていた。
4階のデスクトップはすべて倒れ、各部屋の棚や
机に積んだ書類は下に落ち、窓ガラスが割れているところも
あった。
皆が1階に集まり、入口のドアをあけ、
サンダルだった人は靴に履き替え、ジャケットをはおり、
机の下で埃をかぶっていたヘルメットを取り出し、
いつでも逃げられるように用意をした。
何度も余震が襲ってくる。
それぞれが、自分の家族に連絡を試みるが、
電話もメールも通じない。
誰かが、
「USTREAMで中学生がNHKの放送を流している!」
と言うので、皆で固唾をのんでPCで映されるニュースをみた。
目を疑いたくなるような映像。
今起きていることは、現実なんだろうか。。。
まるで映画みたい。。。
と夢の中にいるみたい。なんだか頭がぼーっとしていた。
交通機関は全面ストップ。なすすべがない。
食堂より、おにぎりと味噌汁がふるまわれた。
食べ物を口にしてちょっと落ち着く。
JRが『本日中の復旧不可能。』と発表したので、
帰れない人は、職場に泊まることになった。
その時すでに20時。
私の頭の中では、歩いて帰ることを考えていた。
道はわかっている。たぶん1時間半くらいで着くのではないか。
そこへナビパパから職場に電話が入る。
この時点で公衆電話から固定電話には、電話が通じたのだ。
車で職場に行っていたので、帰りに寄ってくれるとのこと。
しかし、踏切の遮断機が閉まりっぱなしで、こちらの方には近づけない。
仕方なく、途中まで私が歩いていき、拾ってもらうこととなった。
道には大勢の人が、「今日は遠足?」って感じで歩いている。
車は渋滞。恐らくそれぞれの家族の迎えの車だろう。
待ち合わせ場所まで歩いていき、無事拾ってもらい
家に帰りついた。感謝、感謝!
家の中をチェックすると、なんと寝室の29インチのブラウン管テレビが
落下して壊れていた。
リビングではビデオテープやDVDが棚から落下して散乱していた。
ガスがつかない!
壊れたかと心配したが、安全装置が効いていたらしく
解除したら、復興!
食器棚の扉が開かない!
これまた安全装置により、ストッパーが効いていた。
効いていなかったら、食器がみな飛び出ていて被害が大きかっただろう。
ストッパー、ありがとう!
説明書を出してきて、解除に手間取った。
苦労はしたが、家族の無事は確認した。
1号と2号は帰宅困難者となり、1号は会社に、
2号は大学に泊まることとなった。
『その時』(マダムジュリー家族の場合)につづく。
私は職場で仕事をしていた。
部屋には私しかいなく、そのうち終わるだろうと思っていた揺れが
徐々にひどくなってきた。
うそでしょーー!
廊下に飛び出し、大きな柱にへばりついた。
少し揺れが落ち着くと、職員が「大丈夫でしたか?」と
駆け回っていた。
4階のデスクトップはすべて倒れ、各部屋の棚や
机に積んだ書類は下に落ち、窓ガラスが割れているところも
あった。
皆が1階に集まり、入口のドアをあけ、
サンダルだった人は靴に履き替え、ジャケットをはおり、
机の下で埃をかぶっていたヘルメットを取り出し、
いつでも逃げられるように用意をした。
何度も余震が襲ってくる。
それぞれが、自分の家族に連絡を試みるが、
電話もメールも通じない。
誰かが、
「USTREAMで中学生がNHKの放送を流している!」
と言うので、皆で固唾をのんでPCで映されるニュースをみた。
目を疑いたくなるような映像。
今起きていることは、現実なんだろうか。。。
まるで映画みたい。。。
と夢の中にいるみたい。なんだか頭がぼーっとしていた。
交通機関は全面ストップ。なすすべがない。
食堂より、おにぎりと味噌汁がふるまわれた。
食べ物を口にしてちょっと落ち着く。
JRが『本日中の復旧不可能。』と発表したので、
帰れない人は、職場に泊まることになった。
その時すでに20時。
私の頭の中では、歩いて帰ることを考えていた。
道はわかっている。たぶん1時間半くらいで着くのではないか。
そこへナビパパから職場に電話が入る。
この時点で公衆電話から固定電話には、電話が通じたのだ。
車で職場に行っていたので、帰りに寄ってくれるとのこと。
しかし、踏切の遮断機が閉まりっぱなしで、こちらの方には近づけない。
仕方なく、途中まで私が歩いていき、拾ってもらうこととなった。
道には大勢の人が、「今日は遠足?」って感じで歩いている。
車は渋滞。恐らくそれぞれの家族の迎えの車だろう。
待ち合わせ場所まで歩いていき、無事拾ってもらい
家に帰りついた。感謝、感謝!
家の中をチェックすると、なんと寝室の29インチのブラウン管テレビが
落下して壊れていた。
リビングではビデオテープやDVDが棚から落下して散乱していた。
ガスがつかない!
壊れたかと心配したが、安全装置が効いていたらしく
解除したら、復興!
食器棚の扉が開かない!
これまた安全装置により、ストッパーが効いていた。
効いていなかったら、食器がみな飛び出ていて被害が大きかっただろう。
ストッパー、ありがとう!
説明書を出してきて、解除に手間取った。
苦労はしたが、家族の無事は確認した。
1号と2号は帰宅困難者となり、1号は会社に、
2号は大学に泊まることとなった。
『その時』(マダムジュリー家族の場合)につづく。