マダムジュリーの場合

脱・筆不精&不デブ症

ナビ 葬儀(6/27月曜)

2016-07-03 | 愛犬ナビ(ボーダーコリー)
ナビ 出棺の朝

朝から、慌しく準備が始まりました。
息子たちは、すっかり伸びた無精ひげを剃って、仕事に行く準備。

棺の中に、タオルをしき、ナビを寝かせたら、周りをお花で埋めました。
おばあちゃんが、「うちの庭の花も入れてやって!」と持ってきてくれた
アジサイも!
本当は、大好きだったフリスビーも入れてやりたかったけれど、
プラスチックなので、入れることができませんでした。

車2台で火葬場へ。
犬の葬儀にしては大所帯です。

お坊さん到着までの間、ナビへのメッセージを書き、棺に入れました。


最後のお別れの時、皆で代わる代わるにナビの首元の匂いをかぎました。
「ナビの匂いだ!」
忘れないよ。。。



・・・


ナビ 骨になりました。
しっぽの先まできれいに並べられているナビの遺骨。

待っている間に買ったお守りのカプセルに、各自、ナビの骨を入れ、
大事にしまいました。

空の上から、家族6人全員を見守らなくてはならないんだから、
ナビも大変だね。

初七日の法要まで済ませ、皆、慌ただしくそれぞれの職場へと散っていきました。


思い起こせば、実に濃厚な3日間でした。

最近は、家族全員揃うのは皆無で、正月でさえ、元旦の朝以外は、
誰かしらがいない状態。
いたとしても、食事が終わると、すぐに各自、自分の部屋に行ってしまうのが常でした。

それが、3日間、3食とも一緒で、ナビの周りに全員が寄り添いました。


ナビのことは心配だったけれど、なんだか私、楽しかった。
体調が悪かったにもかかわらず、いそいそと食事の用意をしたりして。

きっとナビも同じだったと思います。
ナビは、羊を集めるのがお仕事のボーダーコリーだから、
我が家のメンバーが全員揃って自分の周りにいることに安心したでしょう。
見えなくても、聞こえなくても、皆を回りに感じていたに違いありません。


そして
ナビは、自分で旅立ちの時を選んだと思えてなりません。

みんなと一緒にできるだけ長くいたい!
みんなに見送られたい!

それには、あの時しかなかったのです。


まず、家族全員が集結しやすい週末を選んでくれました。

それに加え、

「一緒に住んでないから、ナビの死に目に会えないかもと思ってた。」
と言っていた1号は、2週間前までアメリカに出張中でいませんでした。

北海道に行く予定だった2号は、北海道に行った後だったら、
間に合わなかったかもしれませんし、舞台の最中だったら、舞台に
穴をあけることはできなかったでしょう。

3号4号
週末ごとに、アルティメットの練習やら試合やらで、家にいないことの多い二人は
ちょうど前の週より、シーズンオフに入り、久しぶりに家にいました。

そして、あの時間! 私が出かける10分前だなんて!

私が帰るのを待っていたら、遅くなって霊園に連絡できず、
翌日の葬儀は難しかったかもしれません。

何もかも計算しつくしたかのような奇跡的タイミングです。

やっぱりナビは、賢いねぇ。お利口だねぇ。すごいねぇ。
って、いまだに皆で感心しています。


ナビへ

家族が集結することの大切さを ナビはいつも教えてくれたね。
今回も、ナビのお蔭で、家族の絆を再確認できたし、
普段はバラバラでも、私たちはいつでも集結できることがわかったよ!

最後の三日三晩の、ナビを囲んだ家族の絆を決して忘れないね!

ありがとう、ナビ!  たくさんの愛と感謝を込めて。(家族一同)

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