2024年7月7日(日)
きょうの潮流
気候や食糧と危機にもいろいろありますが、イギリスで叫ばれたのは生活費危機でした。人びとのくらしや公共サービスを壊し、貧富の格差を拡大させた怒りは極限に
▼英総選挙で保守党が歴史的な大敗を喫しました。国民を苦しめる一方で、スキャンダルや失政で次つぎと党首が交代。EU離脱の恩恵もなく、首相となった労働党のスターマー党首は「忍耐強く国の再建にとりくむ」と
▼イランの大統領選でも改革派と目されるペゼシュキアン氏が当選。フランスの国民議会選挙では極右政党と左派・与党の候補一本化による決選投票が行われます。今年は米大統領選もあり、世界が注目する選挙が続きます
▼あなたが求めるリーダー像は? TBSのニュース番組がこんな特集を組んで英・仏・米や日本の国民に聞いていました。
イギリスでは
「新しいリーダーには、経済的に悲惨な状況にある人たちが、そこから抜け出せるようしてもらいたい」
「国民の話に耳を傾け、国民の立場で物事を考えられることが最も重要」
▼フランスでは
「今のリーダーに最も欠けているのは約束を守ること。選挙中の発言がその後の行動に反映されていない」。
アメリカでは
「自分の利益のためでなく、他人のために働ける人がリーダーになるべき」
▼共通していたのは、国民の痛みがわかり、正直で信頼できるリーダーを望んでいることでした。それは日本でも。そして、国を動かしているのは、ひとりのリーダーではなく、一人ひとりの市民だということも。
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