ふと、考えた。
人の心はブロックだ。
自分だけの形のブロック。
みんなそれぞれのブロックを持っている。
それは決して、血が繋がっている家族であろうと、他人であろうと、誰かと誰かが一致することは決してない。
それだけ、個々には個性や考え方がある。
似ていたとしても、100%一致することはない。
しかし、形は変化させることはできる。
それは、「人に寄り添う」ことでできる。
ちょっとでも自分以外の誰かと分かち合いたいと願い、お互いに一部だけでも良いから繋がろうと思った時、形は変化する。
たが、やってはいけない変化のしかたがある。
それは、「マインドコントロール」。
支配しようとする立場の人間が、支配させたい人間の考え方を無理矢理変えてしまうこと。
前者は寄り添いたい相手のために自分の意思でブロックの形を変化させたが、後者は他者に無理矢理変化させられた。
後者の場合、その事に気づいた時にきっと元の形に戻したくなり、とても苦しい思いをするだろう。
後者の例はいろいろある。
恋人同士のDVや、友人同士のいじめなどの主従関係、そして親子の関係。
親子の関係で言えば、親が子供を思い通りにさせようとすることが当てはまる。
未来ある子供に、親が無理矢理その子を人格形成してしまえば、子供は親を信じてその通りのブロックの形を作るであろう。そして、その子がそれに気づいてしまった時に、精神的にとても苦労することになる。
身近でそのような親子の話を聞くことがあり、それについて考えていたらこのような考えに至った。
人の心はブロック。
人に寄り添いたいと自らの意思で行った形の変化は自分を成長させることだろう。
無理矢理変化させられたのなら、それに気づいた時に奈落に突き落とさせられるだろう。
だから、私は後者のような親にならないように、自分の子供と向き合って、私自身も成長していきたいと、日々努力したい次第だ。