雨が上がりましたね。
雨に癒されて、街路樹や沿道の花たちがホッとしていることでしょうね。
キャストグラス…いわゆるねこぐさもこの通り。
鮮やかな緑の葉先は、クリスタルのように光っています。
吸い上げた水がくるんと丸く乗っかっていて、キラキラ。
なんて可愛いの~!
3月に入り、暖冬から続く春です。
気温の変動はヒトだけでなく、桜も他の樹木も『おかしいな。変だな』と感じているのでは…。
昨日、満開のモクレンの足もとでコスモスが咲いているのを見ました。
声が聞けたならきっと!
こんな原因を作っているのはヒトなので、想像する心を持たなければと。
例えば街路樹。
夏は木陰を作ってくれ、秋には見事な紅葉を楽しませてくれますが…
喜びもつかの間。間もなく枝打ちされてしまいます。
もともとは美観のために植えられたはずが、寒々とした秋の光景に。
もっというと、コンクリートで固められた根はどんなにか苦しいだろうと想像します。
根がアスファルトを押し上げないように、鉄の重しをしているところさえ。
なので、木がアスファルトを押し上げた場所を通るときは、出来るだけ、
根元から離れたところを通るようにしていますが、『ごめんなさい』と心であやまります。
ホテルのピッタリくるまれたベッドメイキング。
大の苦手です。あの中では寝られません。
シーツを引っ張って、足が自由に動かせるようにしませんか。
同じような理由で、木に電飾が付けられているのも切ないのです。
木も眠り、昇る朝陽に枝葉を伸ばす…電飾をつけられていては寝られないだろうにと。
気づくこと、想像すること。
自分たちの都合の中で暮らしていること。
ほんとうに数えきれない恩恵をいただいています。
大きな感謝と同時に、せめてもの思いやりを持ちたいと思います。