音がつなぐ人と大地

北海道オホーツクを拠点に活動する
フルートとギターによるユニット「ホラネロ」が綴る
くらしと音楽。

大仕事

2009-11-24 | 旧・笛吹きダイアリー
管打楽器コンクールの特別大賞演奏会で、コンチェルトの伴奏をしてきました。

各楽器の1位受賞者で織りなすプログラムはというと、

ジョリヴェ/フルート・コンチェルト
R.シュトラウス/ホルン・コンチェルト第2番
トマジ/トロンボーン・コンチェルト
ジャン・バック/ユーフォニウムのためのコンチェルト・ヴァリエーションズ

ジョリヴェはともかく、後は初めて。

・・・という訳で、オケは(もしかしてソリスト以上に)大変でした!

そんな中で、最もオケとのアンサンブルが難しい曲を落ち着いて吹き切った、ホルンの日橋さんが大賞に選ばれました。おめでとうございます!
このプログラムでは、R.シュトラウスの曲が一番聴いていて癒されます(特に2楽章!)。が、オケの緊張度はダントツ、1日しか無いリハーサルでよくここまで出来たなあ・・・と。3楽章のトリッキーな書法には本当に苦労しました。

気になるフルートは竹山愛さん。
テクニックは言う事無し、おまけにホールでの響きをうまく利用していて、フルートの魅力を存分に発揮してくれた瑞々しい演奏でした。

他の方々も、初めて聴く曲でしたが、作品の魅力が引き出されていて、アンサンブルがどんどん楽しくなりました。

それにしても今回は、ベテランのオケマンをも唸らせる超絶技巧作品ばかり。。。私もいい勉強になりました。・・・そして何故か腰痛。

残念だったのは聴衆が少なかった事。
日時が変更になり、平日だった事もあるのでしょうけど、それにしてもこれだけ高いレベルの演奏会ならもう少し入って欲しかったです。

記事とは関係ないですが、休みの日に気分転換にパンを焼きました。
いつものレーズン酵母パンですが、小麦粉に米粉を混ぜて。



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1 コメント

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さすがプロですね (こうざん)
2009-11-25 10:58:27
コンチェルトを合わせるのに一回とは、驚きました。
内容をゆっくり読ませていただきましたが、
素晴らしいコンサートというかコンクールだったようですね。
皆さん、ソリストは若手だったのでしょうか?

一回のリハーサルだけに、本番は緊張感と上手く合う小気味よさを感じながら吹いていたことでしょう。

一回のリハーサルというと思い出します、トルコの日土文化交流を。
行く間際(一週間前)に、トルコの日本大使館から3曲のトルコ民謡の楽譜がFAXで送られてきて、現地の楽器とコラボレーションをしてほしいとのこと。

その期待にこたえるため、トルコ民謡を尺八、琵琶、十七絃の和楽器と、現地の楽器ウード(琵琶の源流)、カヌーン(爪をはめて弾く箏の源流)と合わせるという趣向。
行く前に三人で合わせ、アンカラのステージでは15分の下合わせで本番。

会場の人たちが、手拍子、歌い、踊りだす。
感動でしたね。音楽を共有しました。
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