学びのバスツアー in 阿寒 「森を聴く」 音楽×生物学
2日目は音楽コース。ホラネロと一緒に音の標本作りです。
森の中で様々な生物が関わり合っているように、音楽も、音色、音の高低、リズム、様々な要素が絡み合っています。そのことを体験しながら、音で森を表現するワークショップです。
朝ごはんを済ませて、サロンに集まりました。
窓の外には阿寒湖に浮かぶ遊覧船が見えます。
ここからは、集めておいた“森の音”を音楽に当てはめて行きます。
まずはマラカスづくり!
中身の組み合わせで音が変わるので、個性がでて面白いです♪
笹、シケレベ(キハダの実)、川の小石、土に還る前の木片、ハンノキの実、カタツムリの殻!?・・・など、いっぱい!
どれも森の住人である野生動物の暮らしと関わりの深いものばかり。
音の品評会をした後、合奏して録音しました。
続いては、フクロウの耳を体験!
上下の動きをとらえやすくするためにヒトと違う構造をしているので、それを体験する装置を作りました。
動く獲物を耳で捉える、フクロウの耳の仕組みを体感できる装置です。
フクロウは木の上で暮らすので、これを上下で察知できるように左右の耳の高さがもともとずれているんですって。
野生動物の能力には驚きがいっぱい。
とっても面白い実験でした♪
そして最後はいよいよ、「森のキーボード」!!
弾くと前日の森歩きで見つけた音や声が鳴るようにセットされてます。
枝木琴、川を歩く音、カエルの鳴き声(のマネ)、シマフクロウの人口樹洞の音、鹿の食痕(立ち枯れ笹)・・・。
選んだ音でリズムを作ります。
メロディは鳥の声にちなんだフレーズ。
フルートでそのメロディを吹いて、合わせる和音を選んでいきます。指一本で和音が鳴らせるので簡単です!
メロディにリズムと和音を重ねたら・・・
素敵な音の標本ができました✨✨
出来た音楽はCDにして後日お披露目する予定です。
楽しみに待っててね〜!!
閉会式でのお土産は、釧路の木で作られた、まちまちえんぴつ。
木肌にBiomusica🪶 の刻印♪
これを持った時に、今回の学びツアーを思い出してくれたら嬉しいです。
ご参加ありがとうございました!
猛禽類医学研究所
http://www.irbj.net/about/index.html
ラポールくしろ
https://www.rapport.kushiro.jp/