音がつなぐ人と大地

北海道オホーツクを拠点に活動する
フルートとギターによるユニット「ホラネロ」が綴る
くらしと音楽。

ヒグマのワキイチ

2017-12-26 | HORANERO
(注:ヒグマの生肉映像ありです)

先日、知床博物館から新たにヒグマの上腕骨を対で提供していただきました。



調査隊によって生まれた時から観察され、今秋になって人里に出てきたため猟師に撃たれた、ワキイチという名のヒグマでした。その一生が資料として添えられていました。
ヒグマの骨にこういった詳細な資料が残っていたことは驚きであり、野生動物に関わるプロの仕事の一端を垣間見ることができました。

家でまず肉の匂いをかいでみたところ、いくらの匂い。
重さはそれぞれ約1キロ。

少し勇気がいりましたが供養と思い、味見もしてみました。
スープがいくらの出汁が出ていて、煮えた肉は牛肉のようで私にはとても美味しく感じられました。
油がすごいですね。ワキイチが懸命に越冬の準備をしていた姿が忍ばれます。
口に付着した油のお陰で、唇の荒れがあっという間に改善しました。
肌荒れによさそうなので上澄みの油をとっておこうと思います。

 

これから肉を削いで、髄を出す作業を試みます。
120キロ級ですと上腕骨も笛にするには細いのですが、なんとか筒状にくり抜いて
いつか良い笛にしたいと、紅山さんと話しています。
この冬のヒグマ仕事になりそうです。

骨だけにコツコツがんばります(笑)

またご報告いたします。
今年も一年、応援ありがとうございました!
みなさま、良いお年をお迎えください。

「ヒグマ笛のこと」詳しくはこちら


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