ご近所に毎春綺麗な木蓮を咲かせるお宅がある。
そのお宅のおじいちゃん(推定80歳)が犬の散歩で丁度我が家の前を通るのだが、
居合わせた母がかねてからの疑問をぶつけた。
「あの木蓮はいつ剪定しているんですか?」
・・・そう剪定しているところを一度も見たこと無いのだ。
すると、剪定はしていないと驚きの答え
「根の張るスペースも無いので、あれ以上大きくならないんでしょう」とのことだった。
なるほど、だからコブシのような小ぶりの花なんだな。
それにしても本当に綺麗な木蓮で、私は毎年目を楽しませて頂いているのだ
そのままあれこれ木蓮の話をしていると
おじいちゃんが書いた随筆集を見せてもらう流れとなった。
題名は『佇ちてながむる白木蓮』
画像が頂いた随筆集のコピーなのだが、
原稿用紙に丁寧な字でもって日々の思うことなど沢山書き綴ってあった
かつて教師をされていたということで文章も非常にお上手だ。
内容は主に死別された奥様のこと、
戦士した身内のこと、
無くなった義理の母のこと、、、
木蓮の花を通して様々な別れの話が書かれていた。
・・・どうしても竹善さんの「木蘭の涙」を連想してしまう。
(私がダンナのことを重ねて泣いてしまう歌だ)
もしかして木蓮は別れの花なんだろうか?
随筆の感想と共に今度CDをお渡ししよう。
あのハイカラなおじいちゃんならきっと聴いてくれるはず。
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