トップ画像は「花嫁のれん」です。
能登に伝わる文化で、お嫁入りの際に仏間の前にかけられた花嫁のれんをくぐりその婚家へのご挨拶をしてお参りをすることで、ご先祖様に嫁入りを認めてもらうという風習だったそう。
今では流石に減ってはきていると思われますが、私が子供のころはいとこのお姉ちゃんがお嫁に行く時にこののれんを見たような薄っすら記憶があります。
今日は母が用事で外出ということで、父を半日預かることに。
預かる、なんて上からな言い方はおかしいですね。父と一緒にドライブをすることになりました。
青空だし、最高のドライブ日和。
まだ紅葉は早いけど、私たちが向かった能登に向かう道中見える海はとても青く美しいものでした。
七尾の食彩市場でランチ。
ここは観光客も気軽に入れるお土産屋さん兼小さな市場風のお店が並んでいるところ。
店内で浜焼きも楽しめます。
今日はお魚屋さんが作ったお寿司を好きなものチョイス、あとは海鮮ねりもの「いかだんご」「イカ飯」「生牡蠣」など父のリクエストのまま買って、フードコートでいただきました。
新鮮なお寿司、とってもおいしかった〜!
お顔をトリミングで隠したらおかしな形になりましたが、海をみながら裏の公園をお散歩。
そのあと、「里山里海ふるさとミュージアム」へ。
花嫁のれんはそちらに展示されています。
あとはその地域に纏わる伝統文化や、自然についてとてもわかりやすく説明や展示がそれていました。
さっき食べた牡蠣は稚貝から2年ほどたったものだったのね。
車椅子をずーーっと押して説明をしながら歩いてくれた夫には感謝です。
帰路の途中道の駅でお買い物。
こんな展示もありました。
帰りにお茶をして無事帰宅。
久々母はひとり自由な外出でリフレッシュできたみたいだし、父も色んなところに行けて満足気でした。
2人の笑顔を見て安堵。
母が驚いていたのは、
父がどこで何を食べて何を見てきた、いい天気で気持ちよかった、と報告があったそうで。
少し認知症がある父。ちょっと前の事をすぐ忘れてしまうのですが、よほど嬉しかったですかね。
できる時にできるスタイルの親孝行、寒くなるとなかなか出かけにくくなるので、次は紅葉狩りに行きたいな。