これらのスポメニック写真は写真家:星野藍さんが撮られたものたちだ
写真家の素質とはなんだろう?
ここで技術論や機材論を語るつもりはない
とてもシンプルだが誰もが到達できないコト
「被写体と対面できる」
星野藍さんという写真家は
ソレが出来てしまう女性なのだ
彼女の写真を作品を…
いや記憶と体験を画像というカタチで
残してくれたコトを感謝したい
写真展で久しぶりにお会いしたときの帰り際
一旦ギャラリーを出た後、戻ってお声かけしてしまった
「ねぇスポメニックづくしの手ぬぐいを作ったら良くないか?」
その数日後「今日はこんなカタチのスポメニックを撮った。と、ささっと手帳にメモしたスケッチ」な物語が送られてきたのです。その物語を並べ染めたのです。
星野藍 ほしの・あい/写真家、書道家、グラフィック&UIデザイナーなど。福島県出身。従姉の死、軍艦島へ渡ったことをきっかけに廃墟を被写体とし撮影を始める。旧共産圏、ソビエト、未承認国家に強く惹かれ、縦横無尽に徘徊する。著書に『チェルノブイリ/福島 〜福島出身の廃墟写真家が鎮魂の旅に出た〜』(八角文化会館)、『幽玄廃墟』(三才ブックス)、『旧共産遺産』(東京キララ社)がある。