コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

フィリップのアルバム 後編

2020-04-06 | フィリップ

コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

 コリーの子犬情報

 子犬達の成長ブログはこちら → コリーの子犬 誕生から巣立ちまで

今日は12フジコキッズのランディー君のお誕生日です。もう8歳なのですね~。びっくり。

ランディー君、お誕生日おめでとう~~!

妹のマリンちゃんと一緒に、いつかまた会えることを期待してますよ!

 

さて、今日もまた良いお天気、庭を見渡すたびに、フィリップを探してしまいました。幻でも、幽霊でもいいから、「ここにいるよ」って、見えたらいいなぁ。

では、アルバムの後半です。もっともっと、いっぱいあるんですけど、前半と後半、それぞれ100枚に絞りました。後半は99枚にしておいたのは、あとでまた追加したい写真があるかもしれないから。

素晴らしいコリーだったプーちゃん(フィリップ)を、どうかみなさん、見てやってください。

フィリップ 2018.8~2020.3

 

フィリップが私と過ごした時間。

生後53日で出会い、7歳の一日前でお別れしました。途中、ショーチャレンジのため、実家のJEWELHAVENさん家に3か月お世話になっていたので、7年から最初の約2か月と、その後の3か月を引くと、6年と7か月、共に過ごしたことになります。

そしてその数字は、ハジハジが私と過ごした時間と、ほぼ同じ。ハジハジは6歳7か月で虹の橋を渡りましたから。

まるで、ハジハジが私と過ごすはずだった、残りの時間を、フィリップが埋めてくれていたような・・・。

プーちゃん、できすぎだよ。

 

 

セキュリティーの時に興奮して、フェンスをガチガチやっていたので、アルミフェンスにはフィリップの歯形が無数に残ってます。プーちゃんが頑張った証だね。

 

JEWELHAVENさんの息子さん撮影。 

アメリカの超有名ブリーダーさんから「ベリーハンサム」のコメントをいただいた写真。

遺影には、この写真の顔の部分を使わせていただくことにしました。プーちゃんもきっと、「これにしてほしい」っていうだろうからね。

 

2018年9月、一番下のオープンクラスからスタートして、あっという間にチャンピオンになり、さらにその上のグランドチャンピオンまで、あとカード1枚というところまで頑張りました。

あと1枚残してシーズンが終わった時、「永遠の、あと1枚になるかもね」なんて、冗談っぽく言ってたのに、本当にそうなっちゃったね。

これもJEWELHAVENさんから頂いた写真です。とってもかわいいプーちゃん。

12月に「ただいま~~!!」って戻ってきました。

 

孫のマジメと。

フィリップは子だくさんだったのに、決して自分と同じような派手なホワイトファクターのトライの男の子を出しませんでした。孫の代になり、やっと生まれた「派手なホワイトファクターのトライの男の子」がマジメでした。

ずいぶんと小粒ですけど(笑)

 

昨年の8月中旬、病を発症する直前のフィリップ。

 

小さいころから、私が食べた後のヨーグルトのコップが大好き。

フィリップはミルクが大好きだったので、病を発症してからは、薄めたミルクを沢山飲んでいました。

 

最後の息子となったレオン君と。

もっともっと、プーちゃんの子供を見たかったよ。

 

6歳と半年のハーフバースデー。

出産で里帰り中のレイちゃんも入れての家族写真。

オネダリの顔。

抗癌剤が効いている間は食欲旺盛でした。いつ急に食べなくなるかわからなかったので、制限はせず、美味しいものをどんどん食べさせてあげました。

 

イネちゃん以外、全員集合~!

 

へそ天で寝ていて、時には「お腹を撫でて!」って、要求してくることも。

無視すると、「ふぅ~~!!」って不満そうにするので、仕方なく撫でてあげたり・・・。

誰よりも甘えん坊だったプー。

 

ケーキが大好きだったね~

 

昨年の10月は抗がん剤がよく効いて、ずっと調子が良く、誰が見ても病気だとは思えないくらいでした。

 

9月からずっと、毎週金曜日は通院日。調子が悪いとすぐ病院に駆け込んでいたので、50回以上は通ったよね。

がんばったね。

 

成長を見届けた、最後の子孫達。

プーちゃんは優しい爺ちゃんだったから、孫たちに大人気でした。

 

プーちゃん、まだまだマジメには荷が重いよ・・・。

 

お気に入りのプーちゃん。

オネダリの顔。

 

ハジハジにそっくりな後ろ姿。

 

マジメがやかましいって、怒っていたけど、決して本気で怒ることはなかったプーちゃん。

優しい子でした。

 

特技はミカン乗せ(笑)

 

彫刻にしたい・・・。

 

11月下旬、多剤併用抗がん剤治療の効果が無くなってしまい、まさかの再燃。

最後にもう一度、強い抗癌剤を投与したところ、それまであまり強い副作用が出なかったプーちゃんですが、ひどい嘔吐が2日間続いてしまいました。その後しばらくステロイドによる緩和治療となり、12月半ば、最終段階である、レスキュープロトコルに移行することになりました。

効く可能性は30%、強い副作用で使用を断念する子が多く、もし効かなければ副作用だけ残って苦しむことになるかもしれない

ネットで調べてみても、悪い情報しかない抗がん剤CCNU(ロムスチン)でしたが、幸いなことに、フィリップには速攻で効果がでてくれて、しかも自覚症状のない副作用(骨髄抑制と肝障害)はあったものの、下痢や嘔吐といった辛い副作用はなかったので、プーちゃんは絶好調。12月半ばからは、とても元気になりました。

 

お正月、この姿を見て、だれもプーちゃんが余命宣告されているなんて、思えないでしょう。

今年の1月はまさに絶好調でした。

でも、抗がん剤の効果が無くなる時は突然やってきます。わずか数時間で様子が変わってしまうとわかっていたので、毎日が綱渡り、緊張の連続でした。

 

ヒートラッシュの間、マジメと二人、とにかくやかましかった(^^;)。

ふたりして、一日中吠えまくって動き回っていたので、一気に体力を使い果たしてしまうのではないかと、ハラハラしていました。

 

病院の帰り、調子が悪くなければ、近くの公園に立ち寄るようになりました。

プーちゃんは決してリードを引っ張ることなく、私の横を(教えていないのに)しっかり歩いてくれました。

 

2月初旬、ついに最後の切り札だったCCNUの効果が無くなってしまいました。それでも食欲はまだあったので、フードは食べないけど、オヤツはクレクレ。

もうこうなったら、食べてくれるなら何でも・・ということで、オヤツ三昧。

 

抗癌剤の副作用(新しい毛がなかなか生えてこない)と、もともとの換毛期が重なって、一気に脱毛してしまったプーちゃん。

もう二度と、あの優雅な姿を見ることができないと思うと、とても寂しかったよ。でもね、どんな姿でも、プーちゃんは愛おしかったよ。

 

ぞう子のエコー検査の帰り道、何時もの公園で。

いつもフィリップだけでお散歩していたのですが、この時はぞう子も一緒。

ラストチャンスで挑んだ抗がん剤ACNUが何とか効いてくれて、再び元気になっていた頃。

 

食欲復活、フードもしっかり食べ、オヤツも食べまくったよ(^^;)。

闘病前は32キロだった体重が、ピーク時は36キロに。抗がん剤治療中だというのに、体重は増えてました。

 

その後、3月になってすぐ、また抗がん剤が効かなくなり、再燃。急激に呼吸困難に・・・。

もう一度同じ抗がん剤を投与してもらい、なんとか持ち直しました。

 

そして、ずっと「これだけは」って思っていた、7歳のお誕生会。

実際のお誕生日より2週間早いけど、盛大にお祝いしてもらいました。念願のハンバーガーを丸ごといただきます!

 

お誕生会の開催日を打診された時、お誕生日までは待てないと予感がしていたので、2週間早く開いていただきました。この日の元気なフィリップを見て、だれもが「お誕生日は迎えられるはず」と思われたことでしょう。でも私だけは、それが無理かもしれないと、予感していました。

普段は食べないイチゴまで、こんなに大きな口を開けて・・・。

プーちゃん、よかったね。ほんとうに、よかったね。

 

お誕生日おめでとう、プーちゃん。

お祝いしてくださった皆様、ありがとうございました。

 

 

3月9日、お誕生会の翌々日。超元気だったプーちゃん。ほんとうに、びっくりするほど元気でした。

ターちゃんは爺ちゃんが大好き。最後の最後まで、本当に最後まで、寄り添っていてくれました。

 

3月10日、呼吸が少し早いことに気がづき、嫌な予感が。

再燃した時の最初の症状は、ほぼ毎回、咳、呼吸が早い、食欲不振でした。

 

3月13日通院日。これが最後の通院日となりました。やはり「再燃」との診断、もう使える抗がん剤がないため、ステロイドによる緩和治療となりました。

帰りにいつもの公園へ。お気に入りの高台に行き、一緒にそこから広がる景色を眺めました。春風が心地よい、春爛漫のお天気でした。ここへ来られるのはこれが最後と覚悟して・・・。

私がまたここへ来たら、千の風になって、プーちゃんもここに来てね。

そう、約束しました。

 

最後となった家族写真。この子達がここにいるのは、プーちゃんがいたから。

13日までは食欲はあり、夕食もしっかり完食しました。

 

14日の夜。大好きなレイン姉ちゃんと。

14日から食欲が低下、でもオヤツは食べてくれました。深夜、いただいた高級食パンやマドレーヌをがっついて食べ、大好きなミルクを飲んで寝たのに、その3時間後には何も食べなくなってしまっていました。

そして15日、2回目のお誕生会。

この日までは、食欲があってほしいとずっと願っていたけど・・。

だけど、他の子につられて、少しだけ食べてくれたね。最後に自分で食べた食べ物は、バースデーケーキだったなんて、プーちゃんらしいよ。

 

おやすみ、フィリップ。

おやすみ、プーちゃん。

クローバー王子

 

 

たのしかった?

私は、たのしかったよ。

 

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