コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

イネちゃんの4輪車イス

2020-11-01 | イネス


コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

コリーの子犬情報

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 認知症でクルクル回っちゃうイネちゃん。自力で回れるとはいえ、転倒することも多く、サポートが必要。

だけど、一緒に回っていると、こっちが目が回っちゃうし、ずっと手を離せないので、とにかく他の事が何もできない。認知症老犬って、想像以上にパワフルで、24時間寝なくても平気だし。

どうしても、寝かせておく時間が長くなってしまい、歩けないストレスから、暴れ続けるイネちゃん。褥瘡もなかなか治りません。

イネちゃんが、一人で好きなだけ、転倒することなくクルクル回れたら・・・。

という事で、頭に浮かんだのが、車イス。

いざ検索してみると、数年前とは比較にならないくらい、数多くの市販品、工房があることにびっくり。こうなると、かえって悩んでしまいました。

そんな中、大阪のOさんが紹介してくださったのが、「ポチの車イス」でした。早速、サイトを見てみたら、イネちゃんと同じ、クルクル回る老犬の動画が・・・。

「これだ!」と思い、ポチの車イスさんに依頼することに決定。ほかに決定理由としては、工房までいかなくても作成してもらえること。遠方対応可という点でした。ほとんどの工房は、直接工房に行かなくてはならなかったのですが、イネちゃんを連れての遠出は無理。

まずはメールで申し込みをして、間もなく検寸用の測定車が届きました。それをイネちゃんに合わせてみて印をつけ、返送。
それからわずか1週間で、完成車が到着しました!!


ビックリするほど軽量(片手で軽々)、そしてシンプル。届けてくれた宅配業者さんが、あまりの軽さにビックリしていたほど。

で、その後、早速イネちゃんを乗せてみたのですが、メインフレームと車輪以外は、すべて調整できるようになっていて、実際に乗せた状態でピッタリ合わせることができるよう、考えて作られていることに驚き。さすが、数をこなされているだけの事はあるなぁと思いました。だからこそ、実際に行かなくても、作成可能なんですね。

とはいえ、イネちゃんは性格が用心深く、違和感があると強く拒否する子だし、おまけに認知症だし・・・。
もしかしたら、まったく動かないかもしれない。だとしても、レインにも使えるかもしれないから、いいかな~って、そう思いながら、イネちゃんを乗せてみました。

動画です ↓

 ラフコリーMotherlakecollies4輪車イス20201101

動画は本日撮影なので、もうすでに何回か目です。でも、最初からほぼ、こんな感じで上手に回ってました。

狭い室内では使えないかも・・って、予想していましたが、想像以上に小回りが利くので、このとおり。
たまにまっすぐ歩くのですが、感動するほどスタスタ進みます。疲れると、グニャってなっちゃいますが(^^;)。

ほぼ、同じ場所をクルクル回るので、壁にあたって動けなくなるとかは少ないです。軽量だけど、安定性は抜群で、他の子とぶつかっても転びません。でこぼこした場所では車輪が引っかかってしまいますけどね。庭のアスファルトの上では、ちょっと動きが悪くなりますが、ちゃんと回れました。

これまでは、一日に何度もイネちゃんのクルクルウォークのサポートをして、その間は付きっ切りでしたから、レインが倒れていても、すぐに起こしてあげられなかったりしました。でも車イスがあれば、(乗せっぱなしにはできませんが)ある程度は目を離していられます。

昨夜も就寝前、30分ほどクルクルやってました。その間、レインのトイレ出しとオムツ替えをしたり、他の事も出来た上、疲れたイネちゃんは即爆睡、鎮静剤の効果がすぐにでて、朝まで寝ていてくれました。

車イスとはいえ、イネちゃんはまだ後ろ足が使えるので、後ろ足が着くように設定しています。なので、歩行器といった方がいいかもしれません。後ろ足がマヒした場合は、吊りバンドで後ろ足を吊り上げて使うようになっています。今は必要ないので、吊りバンドは外しています。

ちなみに、乗ったまま、ウンチはできました。チッコは女子の場合、お尻を下げないといけないので、ちょっと無理かな。男子なら乗せたままチッコできると思います。

それと、後ろ足の褥瘡の患部が車イスに当たらないかという点ですが、それも大丈夫でした。
ひとつ言うとすれば・・・車輪に床に落ちている犬の毛が絡んでしまうので、毎回除去しないといけないということかなぁ(笑)。

あと、レインにもどうかな?と思い、レインも乗せてみたのですが。


レイン、フリーズ(笑)
レインの方がすんなり馴染んでくれるかと思いきや、まったく動きませんでした。イネちゃんに合わせてあるからでしょうけど、レインの方が後ろ足の動きが悪いので、うまく動かせないようです。レインは後ろ足を吊った方がいいのかも。
あと、レインの方が重いので、車イスに乗せるのが大変。一旦、車イスより高く持ち上げなくてはなりませんから。体が硬いイネちゃんは楽勝だけど、グニャっとしているレインは、うまく車イスに乗せられず四苦八苦。体重差はわずか3キロなのですけどね。

レインには、できるだけ自分で歩くよう、頑張ってもらいます。

 

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