コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

記録記事 イネ、特発性前庭疾患 その1

2019-11-23 | イネス

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さて、長老のラッシーに続き、コリーの長老といえば、イネちゃんです。

実はブログ休止中の10月初旬、13歳3か月のイネちゃんが、前庭疾患を発症してしまいました。母のヴィーもまた、12歳半の時に前庭疾患になりましたが、イネの場合はヴィーの時よりも重症で、一時は回復の見込みがないかもしれないと覚悟をしたほど、深刻な状況でした。

前庭疾患は老犬には多発する病気ですし、我が家でもこの先、また発症する子がいる可能性があるので、記録として残しておくため、記事を非公開で書き残していたのですが、幸い、イネは回復し、ブログも再開しましたので、非公開にしていた記事を公開することにしました。

時系列が変になっちゃっているかもしれませんが、数回に分けて経過を記事にしていますので、順番に公開していこうと思います。


2019年10月6日 記

どうやらイネちゃんが・・・前庭疾患です。

金曜日の夜、就寝時までは普段と変わらない様子だったのですが、深夜、つまり日付が変わって土曜日の未明、起き上がったと思ったら、まるで酔っ払いのような、酩酊状態の歩き方になっていました。
その時点では眼振はなく、顔つきもしっかりしていたので、足を痛めたのかな?とも思ったのですが。

翌朝、まだ酩酊状態のような歩き方だったので、一番軽いタイプの介護ハーネスを装着し、庭に出ておトイレ。支えてあげないとしりもちをついてしまうくらいでした。その時点では、ウンチは良好。

食事はこのところ、時々自発的にフードを食べたりしていたのですが、この日は食欲もなさそうだったので、いつもの半分くらいのドライフード団子を強制給餌しました。その後の嘔吐はなく、ふらつきながらも一人で歩き回っていたのです。

お昼過ぎからお客様が来て、イネちゃんはほぼずっと、歩き回っていたのですが、朝よりもだいぶしっかりしていました。でも、2時過ぎくらいだったか、突然の下痢・・・。

ただ、その後もずっと徘徊していて、下痢はその時だけでした。

お客様が帰った後、まだ食欲はなさそうだったし、下痢もしていたので、夕食はやめたのですが、6時過ぎだったか、何も食べていないのに、突然の嘔吐。

7時過ぎ、あまり水を飲んでいない様子だったため、ワカチーが残していったの点滴セットで、輸液をしました。イネちゃんは・・・予想通り、その場から逃げ出そうと必死(^^;)。

3回刺し直して、挙句の果てに動き回りすぎて出血(少しですが)する始末、イネちゃんは本当に手ごわいです。結局、500mlの輸液バッグ、全部使いきれずに途中で断念しました。

でも、その後は嘔吐はなく、ふらつくものの、自分で外に出て行っておトイレも済ませていたので、ちょっと安心していたのです。

ところが、8時過ぎだったか、今度は寝ている状態から顔を上げた際に、突然の激しい眼振が始まりました。こうなると、もう立てません。

眼振はしばらくしたら弱くなり、イネちゃんも落ち着いたのでほっとしたのですが。


そして、深夜。

起き上がる時にバタンバタンやっちゃうイネちゃん。これが良くないのだと思うのですが、案の定、深夜に悪化、眼振が始まり、立ちたがるので立たせてあげると、ぐるぐると回転運動になってしまいます。おトイレに行きたいのかもと思い、介護ハーネスで持ち上げて、なんとか外に出てみるも、何もなし。

その後部屋に戻ると、ぐったりとしてしまい、そのまま寝てしまいました。朝になるまで、微動だにしないくらい。

そして今朝、病院に行くために起こしたのですが、意外としっかりしていて、少しふらつくものの、自分で外に出て、チッコとウンチ。下痢ではありませんでした。

病院で診察を受けた時は、斜頸はなく、自分で歩いて診察室に入りましたし、眼振も弱かったです。強制給餌で普通の量のフードを食べさせているのに、体重は1キロ減。

レインに続き、イネちゃんもステロイドのお世話になることになりました。

帰宅後も比較的調子が良く、車から降ろすと自分で歩いてチッコ、その後、玄関の段差も上がって、いつの間にか室内に戻っていました。さらに、朝は飲まなかった大好きな牛乳も飲んだし、ホットケーキも少し食べたりと、調子が良い様子。

そのあと、疲れたのか、リビングで寝ていたのですが。

30分くらいして、目を覚ましたらしく、起き上がろうとしてバタンバタン始めました。「まずいな・・・」と思ったのですが、案の定、強い眼振が起こっていて、ヨダレもタラタラ・・・。

やはり、イネちゃんの場合、起き上がろうとしてバタンバタンと頭を床に打ち付けてしまうのが、前庭疾患を悪化させてしまう原因であることに間違いなさそうです。

立たせてあげたら、立っていられたのですが、眼振がひどいため、歩けず。
さらに、ヨダレがひどく、しばらくして嘔吐も。

でも、嘔吐してすっきりしたのか、そのあとはしばらく部屋の中をウロウロしていたのです。お客様が来たので、しばらく目を離していたのですが、様子を見に行くと、セキュリティーしていました。

ですが、その後、リビングで横になっていたイネちゃん、口元はヨダレまみれでしたので、また眼振が悪化したようでした。脱水が心配だったので、嘔吐しない程度に、少しずつシリンジで給水し、病院で処方されたステロイドを投薬。

そして、それから数時間・・・・

イネちゃん、ぐったりと寝たままです。歯茎の血色は良いので、大丈夫だと思うのですが、脱水している様子だったので、昨夜に続き、補液をしました。今度はおとなしく寝ていてくれたので楽勝。

もうかれこれ4時間以上、同じ場所で寝たままです。動かすと眼振がひどくなるので、目を覚ますまではこのままです。今朝も同じような状況だったので、大丈夫と思うのですが。

前庭疾患といえば、母のヴィーもやりました。ヴィーの時は突然立てなくなり、バニックになっていましたけど、イネちゃんの場合はジワジワ・・・という感じです。ヴィーは3日ほどで自分で立って歩けるくらいになりましたが、ヴィーは嘔吐はなく、ヨダレ最初だけでしたし、食欲も最初からありました。でも、イネちゃんは嘔吐があるし、ヨダレも多く、食欲はありません。

ステロイドは効果がある子と、ない子がいるそうです。イネちゃん、効くといいんだけど。。。

 


2019年10月7日 記

昨日、日曜日の夜、再び眼振が悪化、ついに斜頸が始まり、立ち上がろうとしてパニックになり、疲れて寝るまで、目をカッと見開いた状態のまま、首をのけぞらせ、呼吸は粗く、大量のヨダレ、そしてずっと吠え続けながら暴れる・・・。その姿は、まさにフィーバーしていた時のヴィーでした。一旦寝てしまうと、3~4時間は死んだように寝てしまうのですが、目を覚ますと、途端にパニックになり、暴れるという繰り返しです。

果たして、これは老犬によくある、特発性前庭疾患なのか??

そう、思い始めてしまうほど、異常な状態なのです。前庭疾患の発作は「激しいめまい」なのですが、それだけでこんなに正気を失うほど暴れるのか??と、疑問に思わずにいられませんでした。

今日はそんな状態が3~4時間おきに繰り返され、症状の改善の兆しはないままです。通常、特発性の前庭疾患は、発症から24時間がピークで、その後は収束、3日ほどでかなり状態が良くなるのですが、イネちゃんは良くなるどころか、悪化の一途です。ヴィーの時はまさに教科書通り、翌日からはみるみる良くなっていきました。

目を覚ますとパニック状態で暴れてしまうので、食事はおろか、投薬でさえ、ままなりませなん。土曜日の朝を最後に、丸2日、全く何も食べていない状態です。水はシリンジで飲ませています。
イネちゃんは普段、強制給餌で食べさせていたので、投薬は問題ないはずだったのですが、なにしろ錯乱状態といってもよいほどなので、口に手を入れると、本気で噛んできてしまいます。ついに今日の夕方の投薬で、指2本を負傷してしまいました(私)。

もしかしたら、脳腫瘍とか、何か深刻な問題なのではないか・・・。そう、思えてきてしまいました。

特発性前庭疾患のピークは24時間といわれています。本格的に斜頸が始まり、症状が強くなったのは昨日の夜からなので、そこから24時間とすると、通常であれば、今夜が峠になるはずです。なので、明日の朝、改善の兆しが見えない場合、もう一度病院に連れて行くことにしました。少なくとも、投薬ができないので(指負傷のため)、注射で薬を入れてもらうしかありませんし。

もし、改善の兆しがあれば、そのまま様子を見ることにします。そうであることを願っています。

 

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