コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

記録記事 イネちゃん 特発性前庭疾患 その2

2019-11-24 | イネス

 

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2019年10月8日 軽度の症状が出始めてから4日目、捻転斜頸が始まってから2日目。

イネちゃんに処方されたのはプレドニン(ステロイド)とエンロクリア(抗菌剤)、クロルプロマジン(鎮静剤)の3種類です。前日の夜の投薬で、本気噛みされて指を負傷しましたが、予想していたほど腫れなかったので、この日の朝も用心しながらトライ・・・しましたが、やっぱりダメ(^^;)。

仕方なく、横になっているイネちゃんの口の隙間から、プレドニンと少量のカステラを押し込み、水で流し込んでみたところ、なんとか飲み込んでくれました。プレドニンは小さい粒なので上手くいったのですが、エンロクリアは大きい錠剤なのでアウト。クロルプロマジンも小さいので、何とかクリア。

イネちゃん、鎮静剤の効果なのでしょう、5~6時間は昏々と眠り続け、目が覚めると暴れだす・・・の繰り返しでした。暴れている時のイネちゃんは、まさにそれ、母のヴィーがフィーバーしていた時と全く同じ。顔つきまでそっくりに見えてきました。

ただ、眼振はかなり小さくなっていて、わずかに揺れている程度。眼振が弱くなったからか、嘔吐はなかったです。でも、食欲はゼロ・・・ステロイド、飲んでいるのに。

お水だけはせっせとシリンジで給水、使っているシリンジはワカチーが最後に使っていた物です。捨てずにとっておいてよかったです。お水は飲めているので、点滴はやめました。

で、土曜日の朝を最後に3日間、何も食べていないので、排便は日曜日の午前中が最後なんですが、排尿は目が覚めるたびに・・・という感じで、起き上がれないので、寝たままシーツにしていました。色が・・・やけに黄色いのが気になるのですが、黄疸というより、濃縮されているだけなのかもしれません。

暴れるといっても、ヴィーのように前足をばたつかせるわけじゃなく、ひたすら吠え続けるだけなんです。それで、起こしてあげたら自分で立っていられたのですが、そこまで。

どういうわけなのか・・・イネちゃん、立たせてあげても、歩き出そうとはしない・・・というか、「前に」歩き出そうとしないのです。なぜか、「後ろ」にバックしながら、ぐるぐると回転するだけ。その間、ずっと吠え続けています。

おそらく、捻転斜頸の影響で、頭が上向きになってしまっているので、足元が見えないからだと思うのですが・・・。前は見えないけど、顔が上を向いているので、後ろの方が良く見える??とか。

とのかく、前方には一歩も行けず、ひたすらバック、バック。

後退は老犬にとっては難しい動きになるので、前進はできても、後退はできなくなるのが普通なんですけどね。

まぁそれでも、寝たきりを続けて脚力が衰えてしまうよりはマシ・・・と思って、無理に前に歩かせようとはせず、イネちゃんに任せておきました。

もしかして、トイレなのかな?と思って、外に出してみたけど、こうして立ったまま、そのうちバックしながら回転。

足はまだしっかりしているようです。

 

右下左上に捻転斜頸。眼振は右の方が大きいです。もともと、少し前から右目はホルネル症候群でした。

ホルネル症候群と前庭疾患はかかわりがあるようです。ヴィーもホルネル症候群を患って数か月後に前庭疾患になりました。

ホルネル症候群を発症したら、数か月内に前庭疾患も発症するかもしれないと、用心した方が良いということですね。

視線が定まらず、口は大きく開けたまま、ヨダレが大量に・・・。

呼吸は粗く、何度も何かを訴えるように吠えていました。自分に起きていることが理解できなくて、「助けて」って訴えていたのだと思います。

 

少ししたら、抱っこしてお部屋に戻し、マットの上に寝かせると、すぐに寝てしまいました。クロルプロマジンはヴィーに使っていたアセプロマジンと同系統の鎮静剤のようでしたので、病院で処方された量をそのまま投薬するのではなく、半分にしました。案の定、それでもかなり効いていました。

焦点が合わないまま、目を見開き、天を仰ぐようにして泣きわめく様子は、ヴィーがフィーバーしている時とほぼ同じでした。イネちゃんはまだ認知症の症状はないはず・・・もしかしたら、鎮静剤が影響しているのでは?と思い、眼振がおさまってきたこともあって、夕方からは鎮静剤をやめることにしました。処方では、1週間分ありましたけど。

鎮静剤の影響で、意識がもうろうとしていて、パニックになっているのかも・・イネちゃんって、何かにつけてパニックになりやすい性格ですから。

 

眼振により、目が回っている状態なので、部屋を暗くしたり、目隠しするのが良いとされています。寝ている間はずっとタオルを載せていました。

嘔吐がなくなったので、夕方、試しに寝ている口の横から、子犬用の缶フードを入れてみたところ、飲み込んでくれました。数日何も食べていないので、とりあえず少しだけですが、食べさせてみたところ、完食。もっとも、あまり食欲はないようでしたが。

就寝前に、今度はa/d缶を口に入れてみたところ、くちゃくちゃやって、半分ほど食べました。少しでも食べてくれたらOKです。前庭疾患は胃腸が悪くなるわけじゃないので、めまいからくる嘔吐がなくなれば、強制給餌もできるはずです。

 

それにしても、ふつう、特発性前庭疾患の場合、症状がでてから3日もすれば、回復の兆しが見えるはず・・・なのに、イネちゃんは・・・。

もしかして、脳腫瘍とか??って、不安に駆られました。発症直後はパニックになって暴れる子は多いけど、しばらくすると落ち着くらしいのです。でもイネちゃんはずっとパニックです。イネちゃんの性格からなのかもしれませんけど・・・。

でも、一応、眼振は治まってきたので、わずかながらも、回復はしているのかな?なにしろ13歳3か月ですからね。ヴィーは12歳の時でしたから、イネちゃんの方が回復が遅いのも仕方ないのかもしれません。老犬にとって、一年の差は大きいですからね。

 

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