まるも日記

その日みつけた新しいこと綴ろうかな

ご精霊さんの迎え方~六道珍皇寺

2007-08-17 00:00:55 | おでかけ京都

送り火も済んだってのに今頃スミマセン
8/9(木)六道まいりを覗いてきました


先祖の霊、ご精霊(ごしょらい)さんを
お盆にお迎えする行事、六道まいりが
毎年8/7~10に六道珍皇寺で行われます。

この辺りは
鳥辺野の葬送地の入口あたりに位置することから
六道の辻と呼ばれ、あの世とこの世の境と言われる
不思議な場所です。



昨年はあたりが暗くなってから訪ねたので
あまりキレイな写真を撮れず出来ませんでしたが
今回はご精霊さんをお迎えする手順を写真で
ご紹介したいと思います。



順路の通り行ってみるね

一.境内に於いて高野槙を買い求める
(山門をくぐって直ぐ参道で販売しています)



二.本堂前にて先亡の戒名俗名を水塔婆に書いてもらう





三.迎え鐘を撞く
(寺の外まで長い列が出来ていました)



四.水塔婆を線香で浄める



五.地蔵尊霊前にて水回向の後その場に納めて置く
(水をつけた高野槙で水塔婆をきよめます)

そして、8/17に全ての水塔婆が供養されます。







普段は扉が閉まっている閻魔堂がこの期間は公開
閻魔大王像と、



あの世とこの世を行き来して閻魔さんに仕えたという
小野篁像が並んでいます
いずれも小野篁作と伝わっているそうです。



小野篁像の前に、先日仲間入りのたかむら地蔵尊
寺宝の収蔵庫建設のため、一昨年やむなく切り倒した
樹齢7、80年だった山桜の木から作られたそうです



周りの像の表情とは対照的に
穏やかで優しいお顔のお地蔵さんでしたよ。

六道珍皇寺の西にある西福寺
こちらのお寺の角に
六道の辻の石碑が地味にあります
(写真に撮るの忘れました







(取材日:8月9日)




◆昨年夏の記事◆
2006.8.11 『精霊迎え』


◆関連記事◆

2007.1.4 『歩き初め-2』

2006.8.17 『送り鐘-矢田寺』

2006.1.6 『東山北部散策-4』





■六道珍皇寺(そうだ 京都、行こう。)







で、

もちろん
五山の送り火はTV観戦
(だってオニ暑いんだもーん・・・)

今年はNHKが放送してくれたんで
クリアな映像で見れたわ♪(KBS写り悪いの)



火床への火の入れ方の解説とかが面白かった♪
山ごとにあんなに方法が違うなんて知らなかったよ
今日の番組見てちょっと興味湧いたわ

来年涼しかったら見に行ってもエエで
(そりゃないな・・・ あ‶・づ・い‶!)
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4 コメント

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Unknown (蛙太郎)
2007-08-17 05:12:05
京都の古き伝統を紹介いただき有難うございます。あの世とこの世の別れ際があるなんて?また高野槙を使うのも興味がそそられます。
さらに古い桜を切り倒し、たかむら地蔵尊を作ったのですか。
京都は古い時代をいきているのですね。
返信する
さすが京都! (花蓮)
2007-08-17 08:33:34
さすが京都!
伝統と文化が息づいているのですね。
細かい詳細も分かりmarumoさんの記事はまとまっていますね。京都は奥深く、まだまだ知りたいことがたくさん。これからも期待しています!
返信する
>蛙太郎さん (marumo)
2007-08-18 10:11:22
どの土地にも独特の風習はあるんでしょうが
京都には古いものが色んなかたちで
上手に残されているように思います。
私も、元々京都人ではないので
知って驚くことばかりです。

小野篁のエピソードは
なんだか突拍子もない感じで
特に興味を持ってしまいました

高野槙はこちらの開祖が
空海さんの師匠、慶俊僧都さんなのと
関係があるのでしょうかね?(未調べ)
返信する
>花蓮さん (marumo)
2007-08-18 10:13:07
京都は掘れば掘るほど
面白いものが出てきますね。
そして、バラバラなエピソードが
パズルのように繋がってくるのが
また、面白いです。

京都ファンの花蓮さんの
ご期待に応えられるようレポート頑張りますぅ!
返信する