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歴史
スペイン帝国につきまとう神話:アメリカからどれだけの金銀が採掘されたのか?
17世紀初頭、当時のある経済学者は、スペイン帝国の衰退は、民衆が「商売、貿易、耕作、畜産といった徳の高い営み」を放棄していったことに起因すると主張した。金(というより銀)ラッシュはスペイン人を消耗させ、物価を上昇させ、カスティーリャの生産基盤を破壊した。
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メキシコ・シティの国立宮殿のディエゴ・リベラの壁画
セサール・セルベラ
セサル・セルベラ
29/06/2017
17:21h 更新
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クリストファー・コロンブスが、アジアの島でありながら実際には新大陸であると考えた地域の住民と初めて接触したときから、カトリックの君主たちは、できるだけ早く原住民を伝道し、彼らに対して暴力を行使しないように命じた。コンキスタドールたちの金への渇望に直面したカトリック君主の宮廷は、新領土はカスティーリャの海外領土の延長であるべきで、最後の一滴まで搾取される植民地であってはならないと繰り返し懸念した。金への渇望が勝つこともあったが、何百もの都市、大聖堂、大学、道路、さらには病院(1500年から1550年の間に、約25の大病院とそれ以上の数の小病院が建設された)が建設されたことは、王室にとって、その大陸、その大西洋事業が大陸であったことを示している、