プレーリードッグ (prairie dog) は、ネズミ目(齧歯目)リス科プレーリードッグ属の動物の総称。すべてが北米原産で、北米の草原地帯(プレーリー)に穴を掘って巣穴をつくり、群れで生活する。体長30-40cmほどで、毛色はおおむね淡い茶色。草食で、ムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)、イネ科の植物を好む。プレリードッグとも呼ばれる。
ペスト、野兎病などの感染症を媒介するおそれがあり、2003年3月から輸入は禁止されている(現在、日本国内で販売されている個体は、輸入禁止以前の個体から国内で繁殖されたものである)。ただし、これらの感染症に対してプレーリードッグは弱く、感染してから発症、死亡に至るまで長くとも数週間である。感染源から隔離されている状態で、その期間以上健常な個体からは感染の危険はない。そのため、2008年8月にアメリカ食品医薬品局にて輸出禁止を解除する方針が示された。ただし、日本国内への輸入に関しては生態系の問題から未だ禁止の状態である。