「ライ角調整して頂けますか?」と、初めてのご来店は防府市の“O”様。「はい出来ますが、どうされたいのでしょうか?」とお尋ねすると「買った時にアップライトな方が良いと薦められ調整はして貰ったんですが、未だソールの先ばかりが擦れるんです。」と仰る。ヽ(^。^)ノアレアレー?
お使いのクラブはスリクソンZR-600 NS950GH(S)アイアンで角度計測の結果は、ドレドレ_(◎◎ヘ)
#3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 P A S
ロフト 21.5 24.0 26.5 29.5 33.5 38.5 42.5 45.5 51.5 57.5
ラ イ 62.0 62.5 62.5 63.5 64.5 65.0 65.5 65.5 66.0 66.0
少々のバラツキはあれど、既にかなりアップライトに調整されている。(゜_゜)(。_。)ウンウン
「一度打ってみて下さい。」と打席に立って頂く。6Iでのヘッドスピード40m/s、スイングテンポ:6で、確かにハードヒッターだが、スイングプレーンは60°と決してそんなにアップライトとは言えないスイングである。(^_^) Hi~!
ところが、スイングドクターの画面を見て驚いた。トゥーダウンがもの凄く大きく、特にシャフト先端部で撓っているのである。この為に実際の打点はかなりトゥー寄りに当たっており、左に巻く球が多いようである。(+。+)アチャー。
NS950はカタログ上は中調子となっているのだが、フィッターの計測ではやや先調子系であり、特に今回の“O”様の強烈なスイングに役不足な事は明白である。(^^)/“キッパリ !
NS1150(X)を装着したMP-60(ライ角:61°)を試して頂くとナイスショットの連発。ソールシールで見ても問題ない範囲である。この事から、リシャフトをお薦めして一件落着。\(^o^)/ ワーイ!!
前にも書いたと思うけど、通常言われるところのクラブのライ角は、静的な状態で地面とシャフトの角度を計った物であり、インパクト時の角度ではない。したがって適正なライ角度とはシャフトが変われば当然変わるのが当然なのである。スゥッ…(-o-)y~~~ パァー
何を隠そう、実はフィッターも昔はこの事が解らぬままに思い切りライ角を何度もアップライトにして失敗した経験がある。(^^;ハズカシー(*^o^*)ポッ
何度アップライトにしてもお客様の不調の度合いは変わらぬどころか、ドンドン不調になられてしまい、シャフトを変えてやっと笑顔が戻った貴重な体験をさせて頂いたのである。(^o^;アセアセ・・
※ 画像はソールの擦れ方でライ角の適性度を測るソールシール。
本来はセンターのPINGと書かれた所が擦れるのが好ましい。
今回はトゥーが擦れていて一見フラット過ぎると思われがちだが・・、
実際にはシャフトの不適正が原因だった。
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