先日入荷したが、忙しくてPOPも付けずそのままになっていたS-YARD TX-V 1W とヨネックス New NANOV Spec450 1Wを本日測定してみた。
まずはS-YARD TX-V。
品名 仕様 長さ 全体重量 バランス 固有振動数 ライ角 フェース角 リアルロフト
1W R 10°45.5インチ 298g D0 236cpm 58.0° +1.75° 10.75°
続いてヨネックス New NANOV。
品名 仕様 長さ 全体重量 バランス 固有振動数 ライ角 フェース角 リアルロフト
1W R 10°45.25インチ 296g D1 216cpm 60.0° ±0° 12.0°
TX-Vのヘッドは460cm3と大型だが、ディープな形状、上品な塗装の為に構えた時はそんなにバカでかくは見えない。むしろ450cm3のNew NANOVの方が投影面積が大きく、構えると大きく見える。
長さは両者共にカタログ通り、全体重量も長さの割には両者とも重めで、固有振動数はTX-Vが最近のモデルではかなり高い数値を示す。これはバット側が硬くて先調子と言う事、これなら結構叩けそうで、手打ちの方にも安心してお薦め出来そう。逆にNew NANOVは前作同様1フレックス柔らかいので注意が必要。
ライ角はTX-Vが、この手のモデルの中ではフラットで、New NANOVがアップライト。TX-Vのフェース角がかなりフックになっているが、見た目はそんなには見えず、逆にNew NANOVの方がフックに見えてしまう程。ライ角の違いと形状がそうさせるのだろう。
リアルロフトもTX-Vが表示より0.75°多い程度に対して、New NANOVは2°プラスであるから、打てばまるで違った弾道になる筈である。
いつものようにスイートスポットチェッカーでフェースを叩いて見ると、両者ともにスイートスポットはセンターで、トゥー側はシャンク寸前まで乱れないが、ヒール側に寄ると少し波形が乱れる。重心距離はTX-Vが大きさの割には短いようだが、New NANOVは結構長そうな感じ。
結論として、TX-Vは前作のTX-Tを熟成させて大変真面目に造られている印象で好感が持てる。「黒帯」のキャッチコピーにも顕れているように、良い物をじっくりと長く使う方にお薦めしたい。
一方のNew NANOVは前作NANOVとは少々違った印象で、飛ぶと言うより易しさを強調した印象があり、前作NANOVが調子良かった方は、当店に入荷していないスペック425の方をお薦めしたい。
実を言うと、本当はフィッターはこれらの1Wより、それぞれの軟鉄製ヘッドのアイアンに興味があって、そちらを計測したかったのだが、POPを付ける前に売れてしまったので、また次回の入荷時に。( ;^^)ヘ..
※画像はTX-VとNew NANOV。
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