先日、ミズノMP-001US 9.5°にツアースピリット460バットスタンダード(S)でカスタムオーダーさせて頂き、「球がドロップして思うように飛ばない。」と物の見事に却下。代わりにヤマハの新製品 ヤマハ インプレスX 410V(S) 10°をご注文頂いていた“にゃあ“様ご来店。
早速にお試し頂くと、少々バックスピンが多く、予想外に弾道が高くなってしまう。フィッターなりにロフトを計測すると11°ある。まあこれは何処のメーカーも安全策でやっている事で驚く程ではない。 9°の物を計測したロフトは10°であったから、そちらの方をお試し頂くと、丁度良い感じ。結局ロフト9°の物をご持参のグリップに差し替えさせて頂きお持ち帰り頂く事に。
お見送りした後で、この新製品を計測してみた。このVシリーズはヤマハのプロモデルで、藤田寛之プロが使用しているモデルであるが、従来モデルより大幅に易しくなっているのである。前作の05Vはヘッドも小さく、当たれば飛ぶが少し外すと曲がり倒すようなじゃじゃ馬であったが、それが今回のXでは同じシリーズとは思えない程の変わりよう。
ロフトは前作では表示通りであったが、Xでは上記のように表示より約1°多め。ライ角は前作と同じ59°。ヘッドは17%大きくなり、見るからにボリュームを感じ、低反発化でフェース厚が厚くなっているのを差し引いても重心深度も深くなっていそう。
シャフトは前作より11g軽くなっていて、手元と先が撓ると言うものだが、フィッターに言わせると中調子で前作とほほ同じだが硬さがハーフフレックス柔らかくなっていて、Sと言ってもヘッドスピードが43m/s前後の方なら十分に振れそう。それより硬いのをご希望なら来春発売予定のグラファイトデザイン ツアーAD PT-6が装着された物をお奨めしたい。
アイアンも前作より一回りヘッドが大きくなっており、軟鉄ヘッドにマレージング鋼のフェースをレーザー溶接し、3番から6番まではバックのソール側にヤマハお家芸のタングステンを挿入して重心を下げている。この結果、ロフトを前作より6番で2°起こして飛ぶようにして、しかも弾道は上がる設計だ。
さらにこのアイアンには隠し味があった。ロング程グーズを付けて球を捕まえ易く、顔も少しフックに見えるように工夫してある。逆にショートは全くのストレートで更にリーディングエッジのトゥー側を逃がしてかぶって見えないように気を使ってある。 更にはバンスも一般とは反対にロング程バンスが付いているので、アベレージゴルファーでもダブって抜けないと言うような心配は無用だろう。
以上のような気配りから、とてもプロモデルとは言い難いほど易しいアイアンに仕上がっていて、逆に上級者からは顔の統一性等で好き嫌いが出るきらいはあるのだが、より多くの人にお使い頂こうとのヤマハの狙いが見て取れる。
シャフトも、軽量スチールNS-950のSとR とダイナミックゴールドS200、カーボンシャフトのMX-606i SとRが用意されているが、軽量スチールで性能が揮出来るアイアンであると見た。
※ 画像は新しいヤマハ インプレスX 410V
早速にお試し頂くと、少々バックスピンが多く、予想外に弾道が高くなってしまう。フィッターなりにロフトを計測すると11°ある。まあこれは何処のメーカーも安全策でやっている事で驚く程ではない。 9°の物を計測したロフトは10°であったから、そちらの方をお試し頂くと、丁度良い感じ。結局ロフト9°の物をご持参のグリップに差し替えさせて頂きお持ち帰り頂く事に。
お見送りした後で、この新製品を計測してみた。このVシリーズはヤマハのプロモデルで、藤田寛之プロが使用しているモデルであるが、従来モデルより大幅に易しくなっているのである。前作の05Vはヘッドも小さく、当たれば飛ぶが少し外すと曲がり倒すようなじゃじゃ馬であったが、それが今回のXでは同じシリーズとは思えない程の変わりよう。
ロフトは前作では表示通りであったが、Xでは上記のように表示より約1°多め。ライ角は前作と同じ59°。ヘッドは17%大きくなり、見るからにボリュームを感じ、低反発化でフェース厚が厚くなっているのを差し引いても重心深度も深くなっていそう。
シャフトは前作より11g軽くなっていて、手元と先が撓ると言うものだが、フィッターに言わせると中調子で前作とほほ同じだが硬さがハーフフレックス柔らかくなっていて、Sと言ってもヘッドスピードが43m/s前後の方なら十分に振れそう。それより硬いのをご希望なら来春発売予定のグラファイトデザイン ツアーAD PT-6が装着された物をお奨めしたい。
アイアンも前作より一回りヘッドが大きくなっており、軟鉄ヘッドにマレージング鋼のフェースをレーザー溶接し、3番から6番まではバックのソール側にヤマハお家芸のタングステンを挿入して重心を下げている。この結果、ロフトを前作より6番で2°起こして飛ぶようにして、しかも弾道は上がる設計だ。
さらにこのアイアンには隠し味があった。ロング程グーズを付けて球を捕まえ易く、顔も少しフックに見えるように工夫してある。逆にショートは全くのストレートで更にリーディングエッジのトゥー側を逃がしてかぶって見えないように気を使ってある。 更にはバンスも一般とは反対にロング程バンスが付いているので、アベレージゴルファーでもダブって抜けないと言うような心配は無用だろう。
以上のような気配りから、とてもプロモデルとは言い難いほど易しいアイアンに仕上がっていて、逆に上級者からは顔の統一性等で好き嫌いが出るきらいはあるのだが、より多くの人にお使い頂こうとのヤマハの狙いが見て取れる。
シャフトも、軽量スチールNS-950のSとR とダイナミックゴールドS200、カーボンシャフトのMX-606i SとRが用意されているが、軽量スチールで性能が揮出来るアイアンであると見た。
※ 画像は新しいヤマハ インプレスX 410V
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