彼女と別れても所詮は他人同士
時間が経てばただの元カレ元カノとなり
お互い違う人生を送っていきます
しかし親子は違います
そう簡単に断てる関係ではありません
恋愛関係が赤い糸で繋がっているのならば
親子関係を繋ぐのは頑強な鎖です
良くも悪くもガチガチに結び付いています
僕は親を愛しています
とは言い切れませんが嫌いでは絶対にないし、育ててくれたことには本当に感謝しています
今まで不自由なく健康に生きてこられたのは親のお陰以外の何物でもありません
高校を卒業出来て、浪人させてもらえて、大学に行かせてくれる
親がいたからこそ得られたものは数えきれないほどあります
一方で、親のせいで苦しんでいるという側面もあります
僕の親は過保護気味で、僕のすることなすことにいちいち介入してきます
僕が乗り越えるべき壁はいつも勝手に解決されているし、
考えが食い違ったときは良かれと思ってか親の圧力で強引に従わせようとしてくるし、
勝手な期待を押し付けた挙げ句勝手に失望して怒りを僕にぶつけてきます
お陰で、
自分の問題を自分の問題として認識出来なくなったし、
機嫌を損なわないようにと人の目を過剰に窺うようになったし、
自分の考えを否定されることを恐れて自己主張を抑えるようになりました
もちろん全てが親のせいとは思わないし自分の努力不足と言われればその通りです
しかし、親のせいで苦しんでいることは確かです
親からは良くも悪くも色々なところで強く影響を受けていると思います
これは僕から親へも同様で
僕がいることで苦しんだり、又は助かったりしていることもあると思います
もしかしたら
親子だからといって仲良くする必要は無いのかもしれません
親子は仲良くするべき、家族は仲良くするべきという考えが広く浸透していますが
無理して仲良くする必要が果たしてあるでしょうか
お互いに密接に影響を及ぼしあっている深い関係だからこそ、他人であることを思い出して関係を見直す必要があるのではないでしょうか
いつの間にか依存していた
依存されていた
束縛を受けていた
対等でなくなっていた
なんてことにならないためにも
何より自立した自分の人生を生きるためにも親、家族との関係を見直すというのは必要なことのように思います