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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#0103『夏(ヨルム)よ、お願い』から

「権力者は謙虚であるべきなのに、権力を振りかざせると勘違いしている。」byレストランオーナーチュ・サンウォン

チュ病院長一家の朝食時に、ハン医師夫婦の招待を巡り、ギョンエとサンウォン親子の間で言い争いに。もしハン医師が誘いを断っても上司の誘いは命令なのだから従うべき、と言ったギョンエに反論したサンウォンの言葉。

今宵は、昨日に引き続き夏に因んで、『夏よ、お願い』からこのセリフにしました。若干ネタバレになりますが、もう少し詳しくいいますと、ギョンエは娘のサンミとハン医師の不倫を疑い、家にハン医師夫婦を招くと言い出しました。だから、相手が拒もうがなんだろうが、必ず家に引っ張ってこなくてはなりません。成功した者が上から目線なのは当たり前だと言いきる母に対して、息子のサンウォンは親に似ず出来た子で、人はそれぞれ能力も違い、努力が実らない人もいるのだから、と反論します。

これも実によく出来たセリフですね。ほんとにこの通りです。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざもありますから。こうした戒めの言葉は昔からあるのに、人間の持つ性とでもいうのでしょうか、うまいこといかないですね。

このドラマ、初めて放送したKBSワールドでは次のように紹介されています。

*献身的な妻グミ、医者の夫ジュノ、グミの高校の同級生サンミ、グミに好意を寄せるサンミの弟 サンウォンが繰り広げる泥沼の四角関係!

*不倫・不妊に悩みながらも養子を迎え健気に生きるグミ(イ・ヨンウン)、略奪結婚を狙うバツイチのサンミ(イ・チェヨン)、姉のせいで苦しむグミに恋する弟サンウォン(ユン・ソヌ)など個性豊かな人物たちの人間模様が入り乱れるドタバタストーリー!


さて、ドラマの原題が、おそらく営業上の理由だと思われますが、日本に入ってくると変えられてしまうことが多々あります。例えば、

『チャダルレ夫人の恋人』→『崖っぷちの魔女たち

『天上の約束』→『凍える華』

などなど。で、大体が原題のイメージを損ねる改悪になっています。この『夏よ、お願い』も、いつの間にか、『愛よ、お願い』というタイトルに変えられてしまいました。原題が季節を感じるいいタイトルだっただけに残念です。
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