「これはあなたの特権よ、与えられた環境を生かさないと。無駄な努力は必要ないのよ。」
いずれもbyハン・ソンミ(イ・カニ扮)、ジナの母
今宵は、『結婚しよう、メンコンア!』の同一シーンから2つのセリフにしました。これらのセリフは…
ソンミがジニの家にやってくると、ジニはコンペに備えデザイン画製作の真っ最中でした。この様子を見たソンミは、仕事は趣味にして、ダンスとの婚活に注力しなさい、とジナに言いました。ジナが会長から命じられたコンペの準備中だ、と言うとソンミは、コンペ?、ならあなたのを選ばせる、と言いましたからジナは、やめて!、私は実力で勝負したいの、お金を使わないで、と怒り出しました。
これに対してソンミが言った言葉が次のセリフになります。
「これはあなたの特権よ、与えられた環境を生かさないと。無駄な努力は必要ないのよ。」
そこでジナは、お母さんの手助けはいらない、私の夢まで壊さないで、と反論はしますが、ソンミは、私の夢?、そんなものを持っていたのね、と馬鹿にしたように言うと、次のセリフでジナに止めを刺しました。
「夢なんてものは果たせない者が持つものよ。」
そして、あなたにはジェイスグループに嫁ぐという現実があるわ、とも言いましたからジナは、仕事があるから帰ってと、ソンミに帰るよう促すのですが。
またまたネットスラングでいうところの"香ばしい"キャラを持った人物が現れましたね(笑)。与えられた特権を生かせば努力の必要はない、夢なんてものは果たせない者が持つもの、強烈なインパクトがあります。以前親ガチャなどという言葉がありましたが、親によって、特権があって努力が必要なかったり、夢を持っても果たせなかったりしたらかないませんね。
ただ、夢なんてものは果たせない者が持つもの、この強烈なセリフは、今の世の姿を象徴しているように思えます。ひょっとすると今年一番のインパクトあるセリフが既に出たかもしれません。
このソンミという人物、存在感は1歩譲るものの、"香ばしさ"だけで判断すると、過去最強クラスの破壊力があります。今後のソンミの引っ掻き回し方や、引っ掻き回されるジナの壊れ方がこれから注目点になりそうです。