今日は『棚ぼたのあなた』からこのセリフにしました。このセリフは…
ジョンベは両親の家の向かいの家をテリー医師とユニの夫婦に仲介し、夫婦は住み始めました。ところがユニと実家の女性陣とはウマが合わず、トラブルばかり起こしていました。そんなある日テリー医師のもとに届いたセーターが、幼いころ行方不明になったパン家の孫のグィナムのものだったことから、カン医師はパン家がずっと探し続けていたグィナムと判明、一家は感動的な再会を果たします。
その様子を見たジョンベが自分の家に帰った時に、妻のオクと息子のジャングンに言った言葉になります。
ところが2人とも、"近くて見えぬはまつげ"と言われてもなんのことかわからずきょとんとしていますから、驚いたジョンベは、"灯台もと暗し"のことだ、と言いました。ところがこれも2人はわからなかったと見えて相変わらずきょとんとしていますから、そんなこともわからないのか、とジョンベは怒り出しました。
"灯台もと暗し"を知らないのはともかく、"近くて見えぬはまつげ"は、本国ならともかく、知っていても普段は使わないですよね。
"近くて見えぬは睫毛"。灯台の足元が暗くて見えないのと同様、自分の睫は見えませんから、身近なものは却ってわからなかったり、見えなかったりすることの例えになります。