神葬祭では仏式のように焼香やお線香を使用せず、玉串奉奠(たまぐしほうてん)です。玉串とは榊の枝に紙垂(しで)を付けたものをいいます。
玉串を捧げたあとは二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)の作法でお参りしますが、神葬祭や五十日祭までの拍手は、音を立てないようにそっと手を合わせる忍び手にします。
神道において死とは穢(けが)れであるため、神の鎮まる聖域である神社で葬儀を行なうことはほとんどなく、故人の自宅か、別の斎場で行ないます。
どの宗派に於いても、最近の住宅事情で葬儀会館や集会場でのお葬式が当たり前になってきました。
通夜式とお葬儀(告別式)は故人との最期のお別れの儀式でもあり、それ以上に跡に残された遺族のこれからの人生の出発でもあり、いつの時代も大切に考えなければならない事だと思います。
暮らしにくい世の中ですが、この世に産まれ、家族と苦楽を分かち合い人生を全うする事が出来るのは本当にありがたい事です。
日々些細な事にでも感謝出来るように生きて行きたいものです。
心こそ大切
葬祭センターメモリアル