一枚のCD
名作野菊の墓を再度読んだ。
最後の民子が亡くなった時に政夫の手紙と写真を手に持っていたと言う場面を
読んだ時、涙が止まらなかった。
伊藤左千夫が初めて書いた小説と言われているが、凄い小説家だ。
私も頑張ります。
この小説は野菊の墓のストーリーを意識して書きました。
あらすじ
主人公が亡くなり十数年過ぎ、作者は古希を迎え友人の訃報も届く年齢になっている。
自分も亡くなり省吾の事を話さずに自分一人で墓に持っていきたくなくて書いて肩の荷を下ろしたい、
と思い書いた小説で
二人は小学六年生の時に同じクラスになり出会う。
中学で部活で頑張る仲間たちがいる。
中学卒業後同窓会の幹事として一緒に活動して省吾と作者はより親しくなる。
ある同窓会で初恋談議をみんなで話す。誰が好きだったかを
その時に省吾は二年生の授業中彼女と目が交錯した瞬間に恋に落ち、
それから高校生、交換日記、そして二十二歳で破局
省吾は何人かの女生交際するも彼女より好きになる人はついに現れなかった。
ある同窓会で彼女から告白、お互い一人になったら一緒に生活しようと、
省吾は高校生の頃の彼女の写真をCDにして妻の目を気にして作者に保管を依頼
省吾は亡くなる前二年間で小説家も顔負けの凄い量の小説やエッセイを残す。
省吾の突然の死、
省吾に奥さんには内緒で託されたCDを省吾の棺に入れた。
十三回忌に遺稿集を検討