あんふにと小さな仲間たち

片隅に居る小さなキャラクター達の日々の日常を紹介しています

イエス・キリスト尾崎豊から離れた過去のあんふにの心模様

2021-06-03 19:38:30 | 日記

2005年MOE投稿作品

悲しみのあまり、潰された子供の目

あんふには孤独だった。

誰かといても孤独を感じた。

孤独だったけど、いつも心に何かを求めていた。

孤独だからこそ、いつも何かを求めていた。

 

絵の夢が叶わなくなった時から、信じると言う事は一番難しい事だと知った。

信じて頑張っても、報われない事が有るんだなと思った。諦める事も大切なのかもしれないと思った。

 

絵が描けなくなって、あんふには自分と言うものが無かった。

これからは、川の様に流れに身を任せてただ働いて、ただ食べて、ただ眠って

誰かの言う事を良く聞いて、逆らう事無く、自分を殺して静かに生きようと思った。

心のときめきも、感動する気持ちも失せていた。輝いている人を見て、私には関係ない世界の人で有ると感じた。支えてくれる人が沢山いるんだろうなと思った。私は要領の悪い駄目な人なのだと思った。

駄目な人間なのだと、自分のせいだと感じた。

新しく出るキャラクターや絵を見るのが、辛かった。絵の世界に触れるのが嫌だった。自分の絵に後ろめたさを感じた。出してあげられなくてごめんね。とつぶやいていた。

誰も私の事は知らない。

誰かにとって私は「無」の存在だと思った。

誰かにとって私は「いらない」存在だと知らされた。

そう思ってから、十数年の月日が経っていた。

そして、今は昔と違う、タブレットがあるじゃないか、タブレットを使って絵が描ける。

いつも心の片隅に居たキャラクター達だけでも、世に出せるのではないかと考えた。

この子達だけでも世に出さねばならないと言う、使命感によるものだった。

心にある痛みを取りたかったのだ。

 

そんな時にイエス・キリスト尾崎豊様が来てくれた。嬉しかった。

昔の記憶が走馬灯の様に、蘇った。

まさか、あれが本当の尾崎豊だったのかと驚いた。

あれは夢で夢じゃなかったのか。

ずっと居てくれたことが信じられなった。

 

2003年詩とメルヘン投稿作品

 

 


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