学生時代から始めた登山オンリーから、今ではアウトドア「何でも屋」に変わってしまった~年代と共にODの巾が広まったと言うか?軟弱になったと言うか?まぁ~どちらにしても闇雲に登る事が無くなったのは事実です。
『学び舎』・・特に『木造校舎』を意識するようになったのも、その「何でも屋」的ODの発想から、意識し始めたような気がする。 特に里山の小さな集落を歩いていると、「学び舎」を発見する事が有ります・・でも大体は偶然の賜物の延長で発見~勿論、その当時はそんなに意識していなくて~「ふぅ~ん・・廃校かぁ~」程度の感覚でしか有りませんでした。
何年前だったか?仲間数人と結構ハードな縦走を行い、ヘトヘトに疲れての下山・・麓の里山の小さな「集落」で一息入れる事に~其処は広大な水田と遠くには数軒の民家しか見当たらず・・「農村」と言うのでしょうか? その農村の一角に何だか平屋の大きな建物発見。
近づくと木造の廃校でした。何時もなら「ふぅ~ん・・」程度なのですが、その日は疲れているせいも有り、校庭の桜の袂にもたれながら、その舎を見入っていると・・今まで思い出しもしなかった、自身の小学生時代が頭の中を過ぎります。
勿論、頭の中の景色はモノクロでありセピア色した懐かしい映像です・・・其れと同時に、こんな里山にも「学校」を作った当時の国(文部省)の、教育に対する力の入れ方にも驚かされました~確かに世界に誇れる制度だと思います。
私は小3まで木造校舎でした。あの温かい感じはまるで母の温もりにも似た、優しさを感じます。だから『母校』なんて言うのかな?・・これは自身のかってな持論なのですが・・
島根県「赤来(あかぎ)町立谷小学校」H17年閉校 二階教室から下に延びる黄色い滑り台(緊急脱出シューター)がみえますか?
成人し、いつの間にか社会人になり気が付けば、この社会という中で、がむしゃらに生きているだけで自身を可愛がる事を忘れていたように思う・・・私にとって自身を可愛がり大切にする事を思い出させてくれた『学び舎』~眺めているだけで、心癒されます。
同じく 谷小学校と同じ敷地内の「谷幼稚舎」舎前に在るプールの水が氷でした
今までどれ程の数の「学び舎」と遭遇できたでしょう?数え切れない数だと思いますが・・只、去年在ったから今年も在るだろうとは限りません。二度目に訪ねたときは解体されて、門柱と校庭だけが残った・・其れこそ「廃校跡」だけになっていることもあります。だから、残っている今のうちに沢山写真に収めておきたいですね。
広島県「布野村立横谷小学校」H18年閉校 かなり吹雪いており積雪も深く、校舎に近づく事は困難でした
さて今回、発見した「木造校舎」3校の画像掲載させて頂きました~(^◇^)各校色んな角度から撮ってはいますが、一応各校一枚ずつUpさせて頂きます~♪
『追伸 この日は一日雪が舞っていて、お日様を見る事は殆どありませんでした。でも是は是で、四季の在る国、日本を素晴らしいと再確認した一日だった』