車を止め、余り広く無い校庭に足を踏み入れた。校名の無い門柱とその建物を確認すると・・やはり「廃校」だった・・
水田の中を突っ切るように、真直ぐ延びる「県道」~その対向車もまばらな道を北に・・ウィンドウ越しに眺める「水田」は、本当に色鮮やかな緑の絨毯のようだ・・
走行中、一瞬だが視界の片隅になにやら「学び舎」らしき建物を確認・・それと同時に、片側1車線の、その道路をUターン!~申し訳ない~!~(><)~
Uターンした「県道」から「地域道」に入り、その学校?前の「駐車場」に車を止め、いそいそと校庭に・・・門柱の校名は外されており、やはり「廃校」だった・・
現在、校舎は「公民館」に再利用されているらしく、入り口の事務所に人影がみえた。
そこで、ご挨拶を兼ね写真を撮ることのご了承と「舎」についてお話をお伺いしてみることに・・
尋ねたその感じの良いご婦人のお話から、明治10年開校~昭和44年休校~その後直ぐに廃校となった事がわかった(資料も拝見させて頂く)。
壁に飾られた、作者不明のとても古い「学校の絵」もみせて下さり・・どうやら方向からして、前の田んぼから写生されているようだ・・
当然、私は「絵」と同じ景色が見たくて・・水田を抜け、小川に架かる木橋を渡り、これまた狭い畦道を伝って、写生したらしき場所へ・・
確かにここから眺める「校舎」は、田園の中に佇み、そして何か懐かしさや温かさと言った「癒し」を感じる「舎」がそこに在った・・
一頻り、景色を堪能した後、帰りがけに一本の「グミの樹」発見~赤や黄色にたわわに生った「グミの実」は、まるで宝石のようにキラキラ光っていた。
熟したグミ一粒・・口に放り込んだら~酸味とアクが強く、美味しく無かった~でも、どこか懐かしい素朴な味がした。
『今回、こういった理由で「畦道」を歩いてみた。一歩足を踏み出す度に沢山の「蛙」が蜘蛛の子散らすように、大慌てで水田に飛び込む姿はとても滑稽で・・なんだか私が蛙達に意地悪をしているようにも見える~(^^)
そう言えば最近、泥遊びで汚れた子供を見なくなりましたが~これも時代の移り変わりなんですね・・・ 画像 1/2)水田と廃校 3)小川に架かる木橋 4)グミの樹』