「skyline(スカイライン)」~この「単語」は車好きは勿論、余り車に興味の無い方でも聞き覚えがあり、何処か馴染のある言葉だ・・
そのスカイラインの技術開発者であり、エンジニアの“桜井真一郎氏”が2011年1月17日心不全の為逝去 享年81歳~この訃報を知ったのが1月下旬だった。
黒)1957年(S32)発売 初代プリンススカイライン(ALSI)全長4280mm 全巾1675mm 全高1535mm 1484cc 4気筒OHV 当時のスカイラインはデザインから米車を意識していたのがうかがえる 白)1981年(S56)6代目スカイラインRS(R30) スカイライン数年ぶりにツインカムEg搭載(4気筒4バルブDOHC) R32の「GT-R」が再び登場するまで、このRSがスカイラインの代名詞だった
桜井氏は1929年神奈川県生まれ。横浜国立大を卒業後、自動車メーカーを希望するも、卒業時には求人がなく、一時清水建設に入社。その後、1952年(S27)プリンス自動車に入社(プリンス自動車は1966年(S41)日産自動車と合併)。
入社5年目の1957年(S32)に発売されたプリンスの代表車種、初代「スカイライン(ALSI-1型)」の開発に関わり、2代目(S54B-3)から6代目(R30)までの開発総責任者を歴任。
因みにスカイラインのネーミングは桜井氏が職場の同僚と行った群馬のスキー場で、真っ青な空を見て思いついたと云われ、「スカイラインの父」と呼ばれた。
桜井真一郎氏は、この初代スカイラインの開発に関わり、二代目から六代目まで開発総責任者を歴任 後白)の六代目スカイラインRS(R30)が氏の最後の作品 二台共1/43scale
私が初めて「桜井真一郎」の名を知ったのは、自身が車に興味を持ち、免許を取得した頃で、車雑誌にスカイラインの記事の中に度々出てくる名前だった。
考えてみれば、大手自動車メーカー の社員である一個人の名が大々的に取り上げられる事は、今では普通だが、当時は非常に珍しい事だったに違い無い・・
「桜井真一郎」・・日本のモータリーゼーションの発展と、車の技術開発に貢献された偉業は、日本が世界に誇る「巧み(エンジニア)」だ~心よりご冥福をお祈りいたします~
以前、スカイラインの記事をUpしています↓
No286⇒http://blog.goo.ne.jp/meranmeran21/d/20101021
「追伸 今回カテゴリーに悩みましたが、氏の生涯、車に情熱を注いだ事で、あえて「おもちゃ(車関連・ミニカー)」のカテゴリーに入れさせて頂きました。ご了承下さい~m(__)m」