「広島平和記念資料館」を出て、目の前に広がる緑豊かな平和公園と、上空の雲一つ無い真っ青な空を見上げながら、「ふぅ~っ!」と、溜息をつき「なんとまぁ~長閑で平和なんだ・・」と、誰に言うでも無く「独り言」を云った・・
本日、平和記念資料館にて開催されている『広島平和記念都市 建設法制定60周年記念 企画展 佐々木雄一郎写真展 第1部 平和を築く』を鑑賞してきた。
平和記念資料館では、時々こういった色んな「イベント」が地下展示場で開催され、私も「新聞/市政だより」等で情報を得ては、年に数回は訪ねている。
「佐々木雄一郎氏」今回のテーマは「平和を築く」と言う題材で、原爆投下後の「廃墟の街」と化した広島の「復興」していく街や人々の姿を数多く記録に残している。
戦時中の記録写真と違い、戦後の街並みは(S20~S40年代)、私でも記憶にある風景や似た風景・・そして日常が撮られている。特に子供達を撮った写真など、私の子供時代とそうたいして変らない服装だし、表情などは皆子供らしい屈託の無い表情をしている。
印象に残っている一枚があった。其れはS29年(54年)の「街角の少年」の中の一枚で、一人の少年がとある食堂のサンプルのガラスケースにおでこをつけて、そのサンプルをじっと見つめている・・当時おやつを出す家庭は少なく(いや!殆ど無かったかもしれない)、きっと「ひもじい」思いをしているのだと、頑なに想像できる一枚で・・其れを見ているうちに何だか切なくなり、いつの間にか涙目になっている自分に気がついた。
何もない廃墟化した街を、良くぞ此処まで復興させてくれた諸先輩達。そして決して裕福では無かったが、それでも笑顔で前向きに生活できた事と、厳しく躾けてくれた祖父母や両親に感謝したい・・
「佐々木雄一郎氏」の写真展から、人の持つ「力や心強さ/夢/希望/愛」と云うものの真髄を教えてもらった気がする・・・今回『第1部 平和を築く』と云う題材で写真展が企画されたが、次回何時になるか未定らしいが「第二部」の企画展を楽しみにしている~
さて、話は変るが「平和公園」と言う事で、今思い出した事がある。今年の五月頃、この園内で「山法師(ヤマホウシ)」の花を見つけて、秋には実が生るだろうと楽しみにしていた事だ・・もう実は生っただろうか?いや!未だ早いか?それとも鳥たちに食べられて無くなっただろうか・・?帰り道立ち寄って確認してみよう・・・
あっ!生ってた!生ってた!~(^^♪~山法師の樹は二本在るのだが、そのうちの一本にしか生っていなかった。見た感じ今が食べごろのような気がしたけど・・結構上の方に生っている為採る事は難しく~(/_;)其れに街中の公共施設の園内~採る訳にも行かず諦めた~【><。】 だけど、こうして写真に収められただけでも良し!と、しましょう~(^^♪
因みに山法師の実は、生食でき甘酸っぱい「素朴な味」がします。皆様も何時か機会があれば一粒お口にポイッ!ご賞味下さい~ヾ(^^ )
『追伸 銀杏の実もまるで葡萄の房の様にたわわに生っていました~収穫の秋ですね~(^^♪』