先日「広島市交通科学館」を覗いてみた。 夏休み期間中のイベント「モータースポーツの歴史」が行なわれており、丁度私が訪ねた日が最終日だった。之は知らなかったとは言え、とてもラッキーだ~♪~♪
館内には、1970年のコンセプトカー「マツダRX500」を始め、1991年日本車初の「ル・マン24時間レース」の総合優勝車、チャージカラーの「マツダ787B」や「88年型/マクラレーンホンダMP4/4」「トヨタF1」等が展示されていて中々見ごたえの在る内容だった。
88年型 マクラレーン・ホンダMP4/4 アイルトン・セナ仕様 88年のシリーズは全16戦中15勝のリザルトを残した 後ろは「トヨタF1」
個人的に一番興味があったのは、「HONDA F1 (RA272)」の実車が展示されていた事で、これには驚いた。この1965年型「HONDA F1(RA272)」は、ホンダがF1参戦二年目の65年、この年のシーズン最終戦「メキシコGP」にて初の栄冠に輝いた記念すべきマシンだ。
1965年型ホンダF1 RA272 リッチー・ギンサー仕様 参戦二年目のこの年の最終戦メキシコGPにて初勝利
65年と言えば、私はまだ小学生で、勿論そんな偉業が日本車で達成された事など知るよしもない・・例え知っていても、それ程凄い事だとは思わなかっただろう・・(-_-;)・・
その、「破天荒」で絶大な偉業だと理解したのは、「車」と云う物に興味を持ち出した中学生になってからだと思う~改めて考えてみれば「モータースポーツ」なんて馴染の無いこの東洋の小さな島国の車が、長い歴史を誇るヨーロッパ諸国の「モータースポーツ(F1)」の世界に、参戦二年目で優勝する事など、想像を絶する出来事だったのですね。
前)65年型ホンダF1 RA272 後)76年型フェラーリF1 312T2 ニキ・ラウダ仕様 どちらも1/43scale フェラーリはご愛嬌で一緒に撮ってみた~(^。^)
当時、まだまだヨチヨチ歩きだった日本車のモータースポーツへの挑戦は続き~1988年F1シリーズは、「マクラレーン・ホンダMP4/4」のマシンが全16戦中15勝を手中に収めるという、これまた凄い偉業を成し得たのは記憶に新しい・・ドライバーはあの「アイルトン・セナ」と「アラン・プロスト」だった~因みにこの二人の名は、車に興味の無い婦女子でも知っていますね~(^。^)
さて、こうして日本のモータースポーツ界も、世界に追いつけ追い越せと、挑戦し続ける事で、世界の頂点に立ち日本国中が熱狂しました。そんな「モータスポーツ界」も、世界的経済不況と環境の変化で徐々に縮小されていますが、技術の飽くなき研究心/探究心の挑戦は止む事はありません。そんな日本人の「勤勉さ」が、今度は「地球環境に優しい物造り」で世界の頂点に立つ日もそんな遠い話しではないでしょう~(^。^)~
『追記 65年型ホンダF1RA272 リッチ・ギンサー仕様
排気量1495cc V型12気筒DOHC 出力230馬力/12000
88年型マクラレーンホンダ MP4/4 アイルトン・セナ仕様
排気量1495cc V型6気筒DOHCツインターボ 出力600馬力以上/12500rm
65年のホンダF1初勝利マシンと88年のチャンピオンマシン マクラレーン・ホンダF1の簡単な性能比較 65年から88年の僅か23年で、同じ排気量ながら88年型ではエンジンはV12⇒V6(ターボ付き) 出力は230馬力⇒600馬力以上 約3倍近くUpしている 驚くべく技術の進歩だ・・・
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