自分用メモ 

備忘録写真付。

山口市~萩市

2011年07月12日 | 旅行
前日、北九州の実家に泊まる。
7時に出発。

8時15分に山口市に到着。

まずは萩に向かう。
所要時間は、約1時間。

道中に見つけたダム。
放水中。



向こう側に見えるのは、多分山口市街。



高所恐怖症の為、命がけの撮影。



さあ、萩市に到着。

と、イキナリ何やら気になる建物が。



吉田松陰記念館、とある。


前日からリサーチしていく中で、一番見かけた人名だ。



僕は、記念館や資料館、博物館や美術館が大好きだ。
そこに見える演出も好きだし、なにより展示物がそそる。
チープならチープなりのよさがあるし、豪華な豪華なりのよさもある。

ワクワクしながら入館。







前言撤回。

コレは怖すぎる。
子ども なら間違いなくトラウマになるレベル。

だいたい作った人も作った人だ。
こういうものは、「当時の雰囲気がなんとなく」表現できればOKだ。
スポンサーも文句は言わないだろう。

なぜこんなにリアルに作ったのだろう。
ある人は縁側(三和土)で靴を履き、ある人はやや遅れて今来た感を出し、ある人は熱心に松陰の話に聞き入り・・・

資料として吉田松陰の小説を貪り読んでその興奮冷めやらぬままに企画を出しOKもらった当時まだ駆け出しの熱血社員田上の仕事だろう。

今にも動き出しそうで、凝視してしまった。
そして恐る恐る近づいてみると、突然声が!!!

んあっぁあぁぁ・・・!!

喉の奥で悲鳴を上げ、声の方向を見る。
人感センサーとスピーカーを発見。

声の内容は、「当時こんな事を先生は教えていたんだよ」とワザワザ声優さんを起用し掛け合いで演技をしているものだ。


熱血田上の情熱を垣間見た気がした。


そして周りにある当時の資料や、高杉晋作の手紙などにほうほうふむふむいってると、壁に松陰の歴史が。
一枚のガラスに、松陰わずか30年の軌跡が記してある。
しかし文字が小さい。

近づく。

すると突然、ガラスいっぱいに松陰の肖像画がどーーん!!

ぎゃーーーー!!



田上ぇ!


ドキドキしながら最後まで見終わる。

と、そこに二十代のカップルがここ吉田松陰ビックリハウスに入ってきた。

ここである推測をしてみる。

僕は一人だったから数々の仕掛けに驚き時には田上に悪態ついたりしたけれど、人が複数いた場合案外素直に「ああ、なんて手が込んだ仕掛けなんだ、凄いなあ」と思えるのではないか?と。

二人が蝋人形の館に近づくのを待つ。
が、時を置かずに女性の悲鳴が聞こえてきた。

満足して、館を後にした。




館内でゲットした観光マップにあった「萩資料館」を目指す。
しかし、もう存在していないらしく、「萩博物館」に行き先変更。

凄くキレイな建物。



ただ展示物が子供向けだったので、奥には入らずにすぐ出る。

次は城下町を目指す。
駐車場に車をいれ、まずは古い商店街を歩く。



サイドの垂れ幕の文字は、表が方言・裏は意味、らしい。







ここで看板が。



石垣好きとしては、城跡一択。
ひたすら歩く。

すると、古い建物の前で女性に声をかけられる。
毛利家の迎賓館ですよ、と。

琴線を鷲掴みにされ即入館。

当時のままの建物。







雪隠に風呂。当時は蒸し風呂でしょうか?





鴨居は低い。ここでしこたま頭をぶつける。




銀食器。



地下金庫もあった。千両箱は今の価値で2億円。火事になってもいいように、石や瓦で守られていた。

再度城跡を目指す。


城下町の為、碁盤上の歩道。まっすぐできもちいい。







遠い。

暑い。

遠い。

足にはサンダル。長歩きには不向き。というか足が痛くなってきた。
さらに暑い。

城跡に到着、と入り口に「萩焼資料館」が。迷わず入る。
1階には商品が置いてあり2階が資料館との事。

ただし2階は撮影禁止。

カメラを置いて2階に上がる。
素晴らしい。
1600年代を中心に様々なものが展示してある。
中でも「井戸茶碗」が凄かった。

階段を下りると、店に外国人の老夫婦が入ってきた。
視線を顔に向けると、靴で入ってもいいか?と聞いていたので、どうぞと答える。

一階の商品は撮影OKだというので、パシャパシャ撮ってると店内には「ビョウレフォービョウレフォー」と感嘆の声が響く。



そのお陰かさっきまでツンケンしていた店員さんの表情が和らいだので質問攻撃。


Qコレはどうやって作っているのか?





Aろくろで均一に伸ばし手で形を決め乾燥させて焼く。

などなど。

満足して、城跡へ。





元天守閣からの眺め。











なにやら、芭蕉の一句が聞こえてきそうな雰囲気。


とんちを挑まれる。



奥には鳥居。更に奥には毛利元就を筆頭に5人が神格化されて祀られてある社が。



空気が違う。





きちんと参る。

と偶然にも、階段の下から先ほどの老夫婦が。

少々困っていたので、話しかける。

「お参りのマナーは知ってますか?」

「わからない。ていうかここは何?」

「神様がいる所。ちょっと付いてきてください」

「わかった」

「僕のまねしてみてください」

「ふむふむ。パンパン。あれ、鈴が無いぞここ」

「拍手がそれの代わりだからいいんですよ」

「へー。所で君は学生?」

「違う。もう31歳」

自己紹介をしあい、何処から来たのか聞くと、岩国からだそうだ。「え?岩国?」と驚くと「いやいや、アメリカからきて日本をまわってるんだよ。佐世保・唐津・下関・とね」だそうだ。
「君はどこから?」と聞かれたので、「福岡です」と答えると、「あーサキオクね」と。何処だサキオク。

と、ここまで小学生の英語レベルの単語で会話していたのだが、よほど嬉しかったのか急に長話をされる。
多分、自分たちの子どもも同じくらいの年で、日本で仕事をしていて~~聞き取れず、との内容だったような。

とにかく早くて聞き取れなかったので、アーハーンーフー、と相槌。

最後に、「二人の写真撮ってもいい?」と聞くと、「もちろん!」と。「笑顔で!」というとこの笑顔!
まあ許可得てないんですが、彫が深くて顔が見えないしいいか。





楽しかった。

で、夏草を踏みしめ、ソルジャーズドリームアフターと呟きながら、城跡を出る。



サンダルのおかげで足が痛いので、観光地専用のバスに目をつける。何処まで行っても100円だそう…ちょ、ちょっと!待って!!

乗車拒否されました。

仕方ないのでテクテク歩いて帰ることに。でも暑さと痛さで限界、の所にタクシーが。
助かった。

駐車場近くのおみやげ屋さんで降ろしてもらう。
大したものが無かったので何も購入せず。

お腹がすいたので、噂で聞いていた萩しーまーとへ。
市場と和食の店がくっついた感じ。



活気があって面白い。

食事は美味しかった。寿司天ぷら定食。アナゴがうまし。



そして、今度は山口市に逆戻り。

まず国宝の瑠璃光寺。



五重の塔が有名。確かに美しい・・・。






韓国の方が多い。おばさん皆ヒョウ柄。


そして雪舟庭へ。



ここも美しい・・・。









縁側でぼーっとしていると、案内用のラジカセから、
「この庭は、雪舟が作ったといわれていますが、そのような文献は一切残っておりません」
と聞こえてきた。
「しかし、雪舟がこの辺にいた年代と、この庭が作られた年代が一緒だから多分間違いない」
とのこと。
間違いないのでしょう。

庭の管理の方々の努力により、この状態が保たれていることに敬服。
当時のままの芝生。景観。凄いじゃないですか。




例え・・・。


今回の反省として、萩は豆田町ほど狭くないから、車移動すればよかった。
もしくは靴で歩くこと。
ご飯は海鮮にこだわらなければ、和牛も美味しそうだったな。





オススメです。


















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