「徳之島ゲストハウス みち 」

2020年OPENを目指して準備中・・・途中経過をお知らせするブログです。

松山光秀のコーラル文化論

2020-03-12 15:07:00 | 日記
 先日アオサ採りをした徳和瀬の海は、今は亡き父が愛してやまなかった海。
干瀬のことに触れたところで…そうだ!…と思いたち、父の本を開いてみた。


干瀬があるかないかで、渚の機能も漁業習俗も宗教儀礼も大きな違いが生じてくる…干瀬が人々にもたらす影響力が余りに大きいので、干瀬を持つ海をコーラルの海と名付け、さらにコーラル文化圏と名付けた…とある。

基本構造を図で説明すると…



沖のコバルトブルーは畏敬と神聖
干瀬のブラウンは豊穣と感謝
砂浜のホワイトは清浄と厳粛
…というふうに説明している。







徳和瀬の海の干瀬…豊穣と感謝のブラウンかぁ…。
釣りが大好きだった父のお気に入りの場所があり、いとこがそこへ釣りに行く時、父の位牌に手を合わせてから行くと沢山釣れる…なぁんてことを話していた。
亡くなる半年ほど前、体力が落ちてきたことを悟り…「これで最後にする。」と甥である私のいとこと一緒に出かけ…
こんな言葉を残してあった。



父が書斎として使っていた部屋に残っていて
見るたびにこみ上げてくるものが…。


コーラルの海へ通いに通いに通って書いた「徳之島の民俗2 コーラルの海のめぐみ」
娘が言うのも何だけれど、自分の生活体験や明治生まれの古老達から聞いたことを面白くまとめてあって読みやすい。
ぜひ買ってください…と、言いたいところだけれど、徳之島ゲストハウスみちに置いてあります。興味のある方は、読みに来てくださいな。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マブライの友)
2022-01-20 21:01:15
素晴らしい作品です。
返信する

コメントを投稿